介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)関節リウマチ
対応者
対応者 管理者(施設長・ホーム長)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
まず認識しておく点として、通所介護ではなく通所リハビリテーションにおいてのご利用目的に関する施設側、ご家族様間の認識の相違から発症したトラブルです。
特にここ数年、介護保険制度はリハビリに重きを置くようにシフトチェンジしてきています。昔ながらの「預かり型デイサービス」が生き残りに苦しんでいるのはその為かと思います。簡単に言えば、プラスアルファでちょっとした運動や機能訓練を受けられるのが以前の通リハのイメージでしたが、現在ではリハビリ特化型のデイサービスで同様のサービスを受ける事が出来ており、通リハに関してはより病院と密接な関係性を確保し、急性期を積極的に受けられる体制作りを評価する傾向が非常に強くなってきておりました。
ですので通所リハ内でのサービス内容も、もちろん介護サービスの提供はありますが優先順位は圧倒的にリハビリが高く、逆にリハビリが実施できないから本日は入浴と排泄のサービスだけ・・・という利用はこちらも極力避けるようになってきておりました。
今回の報告に該当する利用者さんは、解離性大動脈瘤のopeが終了し、退院後すぐに利用につながったのですが、バイタルが安定しなかったり胸痛胸苦の訴えが多かったり、倦怠感が非常に強く表出する状態が続いており、機能訓練の実施に関しても短期集中加算を算定しているのですが、呼吸法やリラクゼーション程度の実施が殆どで、ADL的には自立度も比較的高い方でしたので、まずはリハビリを重点に置き、その他の介護サービスは本人に余力があれば・・・程度で見ておりましたが、4回目の利用を終えた後に居宅のケアマネさんより連絡あり、利用させても1回も風呂に入れてもらえなかったとクレームが入ったとのことでした。ですが、制度的な流れで言えば、基本的に通所リハはレスパイトケアを求めないものとして位置づけされているので僕としてはむしろケアマネに対しても不信感でした。(その流れも分からないまま、ただ指示書をとれたから通所リハとしか考えていないプランニングだったのか・・・と。)
サービス上の話なのでご本人、ご家族の希望が介護ならば通所介護を勧める旨伝えました。結局その方はそのトラブルから1か月程で動脈瘤破裂で亡くなったそうですが、最終的には亡くなる前日まで通所は続けてくださいました。
対応者の中での対応
良かったのか悪かったのかは自分でもわかりませんが、なんのために介護保険制度が「通所リハビリ」と「通所介護」を仕切り分けしているのかは僕ら事業者ももちろんですが、ケアマネ、家族、それから勧める病院もしっかりと考える必要があると思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
先ほど述べた通り、一般的な認識において正しくデイサービス、デイケアを区別して考える事が出来る方がどれだけいるのかと逆に聞きたくなります。僕が相談員として就任した当初のデイケアの稼働率は30パーセント。運営上非常に厳しかったのですが、1年で90パーセントを超え、圧倒的な高いニーズを感じた半面、この程度の状態であればむしろデイサービスでの生活動作を繰り返す事でしっかりと介護も受けながら生活リハビリを意識して生活した方がメリットが高いと感じる方も沢山いらっしゃいました。ですが、当然こちらも維持期の方が多くなってしまうと、本当に必要な急性期の方をお受けする枠がなくなってしまうのです。(特に送迎)
個人的にはその認識はケアマネからしっかりとご家族様や関係者へ説明するべきだと思ったのでその点ははっきりと伝えさせて頂きました。
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