介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)相談支援専門員脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 相談支援専門員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Мさんは、アルツハイマーの認知症が進行しており歩行は歩行器を使用しながら近隣にも行ける状態です。若い頃から人のお世話をやくのが好きで、近隣で何か情報があれば周囲の人に知らせるという方です。
子供様は息子さんが3人いますが市外在住で、母親はいつも元気な人だと認知症の進行についても普段の関わりも少なくてお母様の状態が理解できていないと思います。
毎日行くスーパーはデイサービスがない日に買い物に行くのが日課です。
お店の人も顔見知りなのですが、スーパーで購入したお惣菜を食べ「腐っている味がおかしい」とお店の人にクレームをつける様になりました。
お店の人も困り 「店に来てほしくない」とデイサービスの送迎時に言いに来られました。Мさんにデイサービスの職員から「お惣菜の味がおかしいの」と確認をしたら、覚えていたりまずいと言ったりと理解していない状態でした。

対応者の中での対応

良かった点はなぜМさんが その様な発言がでてきたのか息子様に状態を報告し受診して医師に相談をして頂けないかとお願いをしました。
受診後、被害妄想の多くは認知症による苦しみや不満や1人暮らしによる不安、孤独感なども考えられると医師からも説明を受けました。
医師の受診にはデイサービスの職員も同席させて頂き普段の状態も医師にお話をしました。
息子様も現在の母親の状態を医師から説明を受けた事により、1人での生活は困難な時期に来たことがご理解されました。
なぜ、その様な発言や行動になったのか放置せずに家人や医師に相談した方が認知症の進行状況で本人様の被害妄想に繋がる行動の意味がわかります。
また近隣のスーパーの方にも家人から説明をされて状況を理解して頂けて、病気からの発言だったとわかって頂けました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

認知症という病気を福祉職員や地域の方も理解し、本人の訴えに隠れた意味や状態を察知する事も大事です。 
デイサービスに来られていない時の生活についても確認し地域の支援センターにもご家族様の了解を頂き、情報を提供し色々な危険から守れる体制づくりも重要です。
病気の進行状態についても本人の変化に気づき家人や、かかりつけ医に報告しながら定期的な受診ができる様にどうしていくかも
ケアマネージャーに相談する事で医療的なサポートもできると思います。
認知症の方が安全に地域での生活が継続できる様、色々な方の関わりがもてる体制づくりが必要だと思います。

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