介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)介護職員脳血管疾患
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱa
性別 女性
トラブルが起きた背景
Yさん 70歳
認知症 見た目にはわかりにくく上品なお話の仕方をされます。
歩行も問題なく自力歩行をされています。
息子夫婦と同居 息子夫婦は自宅1階で 酒屋のお店をしておられます。
元気な頃はもともとYさんが他界された夫とお店を始め息子夫婦がついでいます。
夫が他界後Yさんはふさぎ込む様になり、お店にいても釣銭を間違えるなどの不手際が目立ち息子から店は手伝わなくてもよいと言われる様になりました。その頃からYさんの状況に変化がありました。
ある時はいなくなり家族が警察にも通報し探したら自宅の押し入れに長時間隠れており「怖い人が来る」と。ある時はYさんが飼っている愛犬が自分を襲うと近くにある交番に処分してほしいと連れて行く始末。日々家族を困らせる行動が増えました。
ある日、近隣の人からYさんが包丁を持ち近隣を歩行していると息子さんに連絡が入りました。
息子さんは自営をしており、対外的に悪い評判を恐れてか母親の異常な行動についてはその時その時に妻と対応し外部にもれない様に
処理をしていました。
事がおきる度に母親を叱り外に出るなと言われていました。
包丁事件は近隣では噂になり「怖い 危ない 子供に危害があればどうするのだろう」と言う方もおられたようです。
通所介護施設の職員がその話を同じ地域から通われている利用者様からお聞きし管理者に相談をしました。
管理者は担当ケアマネージャーに直ぐに報告し相談をしました。
ケアマネージャーにも異常な行動がある事は家族に言われておらず。
ケアマネージャーから最近の出来事や困る事はないかとすぐに息子様に連絡されました。
息子様も実は・・・と色々な行動がある事を話はじめ、ケアマネージャーから専門医に相談した方がよいとアドバイスを行なわれました。
その後家人が本人を連れて専門医に受診
レビー小体型認知症との診断がでました。
レビー小体型認知症は実際にはいない人が見える。知らない人が部屋にくると幻覚や妄想被害的な症状も多く鬱的にもなりやすいと説明をされました。
息子様も病気がその様な行動をおこしている事に気がつかれ母親に対して大声で叱った事「家から出るな」との発言も反省され母親に言われる事に対しての言動の返答などを変えました。その後異常な行動は軽減されました。
対応者の中での対応
今回の事例で対応の良かった点は
デイサービスの職員がYさんと同じ地区の利用者様のお話を送迎車の中でお聞きし放置せずに管理者に報告、管理者もケアマネージャーに連絡と見のがさずに連携を早くにとった事が地域の方とのトラブルや大きなリスクにならずに済みました。また 病気の進行予防に繋がりました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
認知症も色々な症状はでます。
その症状には身近な御家族様はなかなか気がつかない事も多く、きちんとその症状に対しての医師の診断をもとに対応をする事が病気の進行予防に繋がり、家人の利用者様に対しての対応方法なども変える事で病気に進行予防につながります。
本人も病気からの症状で異常な言動・行動をし、家人もその行動に困惑し母親に叱るしか対応方法がわからず。どんどん病気が進行
したのです。
専門職として病気の知識を習得しその結果どう対応していくかでその方の症状を予防できる事にも繋がると思います。
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