介護施設の事例
施設名: 生活介護
生活介護介護職員軽度知的障害
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
私は6人が共同生活しているグル-ブホ-ムに通いで詰めている介護士です。
健常人に近い人もおられるので、日常生活全般のサポ-トが主になります。
2019.3に通っている一軒家のグル-ブホ-ムで、そこに住んでいる信子さんとの間でギクシャクがありました。
彼女は基本的に優しい性格の人で、特に動物好きでもありました。
以前は、そのグル-ブホ-ムでも犬を飼っていたのですが、管理が行き届かず死なせてしまい、それ以降は動物は飼わないことになっていました。
信子さんは、その事は知っているのですが、動物好きなのでよく猫を拾ってきては自分の部屋にこっそりと隠していることがあります。
その都度、私が見つけて部屋から連れ出して、遠くの場所に放置しに行くということを繰り返していました。
いたずらに、彼女を刺激してはいけないので、彼女が気が付かないときにそっと連れ出していました。
今回、そういう動物の連れ込みが度重なったので、私が信子さんに直接「だめと言ったでしょ」と叱るということをして、取り上げる形で猫を公園の隅に放置しました。
そのことが、信子さんにしてみると大変ショックだったようで、それ以来しばらく私と口を利かなくなった時がありました。
対応者の中での対応
持ち込み不可の猫を持ち込み人のわからない形で、屋外に放したこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
自分の大切にしている猫を捨てる人間は、どうしても敵という扱いになります。ここのロジックは変わらない場合が多いです。
その場合、
①知らない間にネコが逃げ出した形にする
②動物好きならば、動物園等に不定期に連れ行く
等のやり方が、効果的な対策になることがあります。
健常人の場合、有効なやり方が、グル-ブホ-ムの中では有効でないことが多いです。
その場合、社会の常識を貫くことが必ずしも正解ではなく、臨機応変な対応も、利用者さんへの対応マニュアルに入れておくことも大変重要なことです。
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