介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)作業療法士変形性関節症

対応者

対応者

対応者 作業療法士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

3年前の7月、当通所リハビリ事業所をご利用のHさん(65歳)がリハビリ担当の作業療法士Sさん(25歳)へ日頃のリハビリのお礼にと、一万円を包んだ封筒を渡してきました。Sさんは金銭の受け取りは後にトラブルになるという認識をもっていたのですが、Hさんの強い気持ちに押されてしまい金銭を受け取ってしまいました。その後、事業所管理者のもとにHさんから金銭を強引に渡された旨をSさんが相談にきたため、管理者と話し合った結果、Hさんに受け取れない理由を伝えお返しする事とし、管理者がHさんの帰宅後自宅まで届ける事となりました。訪問すると、Hさんはまだお帰りになっていなかったので、対応していただいた娘さんに状況を説明し、娘さんから金銭をHさんにお渡ししてもらう事としその日は帰宅しました。次のHさんの通所の利用日に、Hさんが普段よりも強い口調でSさんとリハビリをしている姿を見たため、管理者がHさんに声をかけると「好意を台無しにされた」と憤慨されている様子でした。金銭を受け取ることはできない事と、お返しに伺ったがHさんはまだ帰宅されていなかったため娘さんにお渡しした胸を伝え、不快な思いをされたことに謝罪しました。今後の対応としては、金銭を受け取ってしまう前に管理者にSさんから相談をし、お断りをする際は管理者からしっかりとお話をする事と取り決めを行いました。

対応者の中での対応

すぐに管理者に相談をしてくれた事です。受け取ることに迷いがあったことはわかりました。今後は受け取る前にすぐに管理者に相談をしてもらうことで、トラブル回避につながる事になると思われます。また、他の職員にも同様の指導を徹底していく事となりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

判断に迷ったら、どんな些細なことでもいいので、上司や管理者に相談をしてもらう事です。今回のケースは迷いがあり相談はしてもらったものの、金銭を渡したい人と受け取ってしまった人の関係が構築されてしまった後の相談だったため、渡してしまった側からすると好意を踏み躙られたと思ってしまうのは当然だと思いました。今後、利用者、職員双方が不快な思いをしないためには日頃から困りごとにはすぐに相談をするよう伝えていくとともに、相談をしやすい雰囲気づくりも大切だと思います。

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