介護施設の事例
施設名: 特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護機能訓練指導員身体障害
対応者
対応者 機能訓練指導員
対応者 男性
お相手
性別 男性
トラブルが起きた背景
2年前のことになりますが私が公休明けで出勤すると介護スタッフから昨日居室内でK・K様が転倒したと報告を受けました。
転倒直後は施設看護師のボディチェックやバイタル測定、往診医の指示なども受けており初期対応に不備はなかったのですが今朝から動作時痛が強くなってきたと本人から訴えがあるとの事でした。
私は骨折の疑いも捨てきれないと思ったので改めて触診と動診をしました。
その結果骨折の固有症状である限局性圧痛、立ち上がりや歩行は出来るものの外旋させたときに激しい痛みがありました。
この所見で大腿骨の近位部の骨折もありうると判断し急遽病院受診をしました。レントゲン検査の結果やはり大腿骨の骨折でその後手術適応になりました。
対応者の中での対応
骨折の判断の際、大腿骨近位部の骨折の中でも骨折端がかみ合ってしまう噛合骨折の場合、皮下出血斑も少なく歩行も問題なくできてしまう事がまれにあります。
しかしその場合股関節を外旋させると激痛が走るといった特徴があると教わったことがありました。
そのことをおぼえていてよかったなと思いました。看護師や医師でも見逃す所見は必ずあるので少しでも心配であれば外部受診をした方が本人の為にもなるのではないかと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
高齢者施設では転倒事故などで骨折や打撲、捻挫、挫傷などの外傷は数多く起きるのでそれに対応した処置や骨折の鑑別診断の知識等は最低限身につけておく必要はあるのではないかと思います。
また、介護・看護との連携でその人の生活歴や癖などを把握するのも重要になるのでしっかりとコミュニケーションをとれるかも重要な要素だと感じました。
私は現在の施設に努めるまで整骨院で臨床を7年ほど経験してきましたが骨折の処置に当たるのは介護の現場に来てからの方が多いです。
いつ何時何が起こるかわからないので幅広い知識と技術を日々磨くことは大切だと感じます。
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