介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)生活支援コーディネーターなし

対応者

対応者

対応者 生活支援コーディネーター

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Tさんは、95才ではありますが宅配給食、訪問介護、通所介護を使いながらお一人暮らしをされています。
もともと、大きな会社の社長さんで周りへの気遣いも軽い認知症はお持ちですが問題なく過ごされていました。
しかし、だんだんと身体的なADLの低下も見られ始め駐車場の車の傷が増えてきたり、送迎車の車の中での尿漏れも始まりました。入浴後にそっとリハパンをお着替えの上に置いたりしましたが履かれる事はありませんでした。担当ケアマネ様、私達相談員が説得したりしましたが上手に聞き流されました。しばらくは毎回送迎車の座布団を洗い、ご本人様のプライドを傷つけないように男性の最後で入浴をしたりしていました。
あの日は、他の利用者様の来所時間が遅くなった方がおられました。脱衣所でリハパンを履いていないTさんに、リハパンの良さを説明され始め最後には、履いているのが当たり前とまで言われました。
どんなに私達がお話をしても聞いてすらくださらなかったTさんが、次の利用日にはリハパンを履いてこられました。

対応者の中での対応

確かに毎回の送迎車内の掃除、他利用者様への配慮、何よりご本人さんのプライドを傷つけないように言葉を選び様子を見て回り道をして解決をしようとしていました。
そして私達が忘れていたのが、どんなに認知症が進んでも誠意をもって説明をすれば理解してくださると言う事でした。
今回偶然、脱衣所で横になった利用者がTさんと相性がよくすっと話が入ってくださったのを見てこのような方法もあるのだなと私達も勉強になりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

私達は、最初から職員間で解決をしようと努力をしました。その結果、若い子が言ってるな。と取り合ってもいただけませんでした。
最初から利用者様同士の関係を利用させていただき解決していれば、利用者様に不愉快な思いをさせる期間も短かったと思います。一生懸命に一途に考えるのではなく少し離れて考えてみるのも大切だと教えていただきました。
そして、利用者様と利用者様の相性も判断する必要性もあり日頃からよく考えて業務に携わる必要があります。

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