介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護福祉士脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

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トラブルが起きた背景

私が数年前デイサービスに勤めていた時のことです。
脳血管障害により麻痺が残り、車椅子生活を余儀なくされた83歳のおじいさんが週に2日そのデイサービスに通われていました。
その方は移乗の時、バスに乗っている時など突然髪の毛をつかんだり手をあげるなどの行為をされそのデイサービスでもトラブルメーカーとなっていました。職員の中では「もう契約をお断りしたほうがいいのでは?」との意見もは少なからず出ていましたが、そのデイサービスでは地域に根ざし、他では受け入れを断られたような方々もご家族のため出来るだけ受け入れていきましょうというスタンスをとっていたため、結局その方がデイサービスにもう来れなくなるほど病状が悪化するまで5年余りお世話させて頂きました。
自分は女性でどうしても怖さが先に立ってしまいあまり積極的にかかわりをしないようにしていました。
今は有料老人ホームに転職し、認知症で家庭で生活することが出来なくなって入居されてくるお年寄りの方々のお世話をさせていただいています。
日々認知症がひどくなってしまいさまざまなことを起こしてしまう方々の中で悪戦苦闘している今なら、かつて介護者に手をあげていたおじいさんにもっとお声掛けしていいアプローチができたのではないかと思ったりします。

対応者の中での対応

先程も書きましたがやはりその方が望んでいる事、どうしてそのような行為にいたってしまうのかを考えてアプローチしていればもう少し違う反応があったのではないかと思います。
その方は現役時代は大手の銀行の管理職までされた方だったので、プライドもそれなりに高かったでしょうし体が思うように動かないもどかしさはその方にしかわからないでしょうから。

今後同じ事例が起きた時の対処法

介護はその方の身になり寄り添うって言いますが、言うは易く行うは難しで中々難しいことです。私も介護士になって8年になりますが「私ってホントに人間出来てないなー」ってしょっちゅう思います。
でも人生長く生きてこられたお年寄りの方々が人生の最終章に毎日少しでも楽しさ、嬉しさ、ほっとする気持ちなど感じてもらいたいと思いお仕事をしています。
自分にそういう気持ちがあるうちはまだまだ大丈夫だと思います。人間完璧な人はいません。一緒に頑張っていきましょう!

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