介護施設の事例
施設名: 訪問入浴介護
訪問入浴介護介護職員関節リウマチ
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 Ⅲa
性別 男性
トラブルが起きた背景
Hさんは関節炎などの持病がありましたが、職業が合気道の先生であるせいかお元気な方でした。日常生活に不便はありませんでした。私が入浴のお手伝いをさせていただいたのは奥様の方でした。しかしHさんのお宅に深夜強盗が侵入し、未だに未解決なのですが奥様だけが殺害され、Hさんは全く無事でした。Hさんは寝室は別だったので犯人の侵入すら気付かず、翌日来たヘルパーが警察に通報しました。ある時事業所に警察から電話が入り、私に警察署まで来てほしいと言われました。警察署に着くと指紋を取られ、別室に案内され刑事さんに犯行当日のアリバイを聞かれました。事件のことは聞いていたので私を疑っているのですかと聞くと、実はHさんが私が怪しいと言っていたと言われ、どうしてですかと聞くと、どうもHさんは私と奥さんが男女関係にあると疑っていたとのこと。奥様は82歳、事件当時の私の年齢は32歳、どうして私が不倫関係を持てるのかと反論すると、刑事さんも苦笑しながらこの事件は手掛かりが全くなく、分かっているのは被害者宅の事情を知っている者ということだけ、そこで絞られるのは別宅の1人息子さんと、ヘルパーさん、そして私の3人で、Hさんの証言からまずは私が疑われたとのことでした。もちろん潔白は分かってもらえ何事もありませんでした。事業所も男女関係の邪推からのトラブルはよくあること、だけど今回は殺人事件だったから大変でしたね、と慰めの言葉をもらいました。
対応者の中での対応
利用者様の邪推を防ぐためにどうすればよかったか後から考えましたが、こればっかりは防ぎようがないとしか言えないと思います。介護職を始めて15年以上になりますが、殺人事件の犯人に疑われるとは思いもよらなかったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
自分が殺人事件の容疑者と疑われたのは、利用者様が職員と妻が男女関係にあると邪推したからでした。自分としては男女の仲を疑わせるような言動や行動は全くしていなかったのですが、例え高齢者であっても男女であることは決して忘れてはいけないと思います。中にはコミュニケーションをとるために必要以上にスキンシップをとる職員もいますが、それはやめたほうがいいと思います。今回はご主人さんだけの証言だったので刑事さんも話半分で聞いていたようですが、これが複数の証人がいたとしたら、私が不倫していたと疑われもっと厳しい取り調べになったかもしれません。ですから高齢者もまた性については私たちと同じであると肝に銘じることが大切でしょう。
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