介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護介護助手・介護補助なし

対応者

対応者

対応者 介護助手・介護補助

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 M

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Mさんは認知症であり、普段から被害妄想などがあり他の介護職員とも揉めることが多かったのですが、私がMさんの部屋を訪れたときにMさんが「私の大事なお守りがない」と言い始め、なくしたのかもしれないと言っていたので一緒に探していました。しかし、探し始めているうちに「あなたが盗んだんでしょ」と言い始めて大声や奇声を上げてパニック状態となり、他の職員もやってきてMさんを抑える事態となりました。ほどなくしてMさんのお守りは部屋のベッドのすき間から出てきてトラブル自体は解決しました。その後は認知症で被害妄想のある方だったので、被害妄想に関連して大声や奇声を上げてパニック状態になる可能性がある方に関しては、始めから職員1人で訪れずに2〜3名のグループで動き部屋に訪問して対応するようになりました。

対応者の中での対応

本人が大声や奇声を上げてパニック状態となり始めても、自身が冷静でいて一度他の職員をすぐ呼ぶことができた点は良かった点だと思います。ただ、悪い点として認知症である人の言葉をそのまま鵜呑みにして一緒になくなったものを最初に探してしまった点は時間の無駄であったし、自分一人ですべきでなかった悪い点だと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

自身のときもそうでしたが、同じような状態になったら絶対に一人で対応しようとはせず応援の職員を呼び複数名で事態を共有することが肝要だと思います。一人で対応しようとすることで、自身が要らぬ濡れ衣を着せられる可能性があるだけでなく、認知症で被害妄想のある方に関しては大声や奇声を上げてパニック状態となる確率も日常の上で高いため、身体的に被害に遭う可能性も大きくなります。そのため、最初から複数名で訪問したり絶対に一人にならないよう努め、万が一一人になってしまう場合には、行く前に他の職員に声をかけてから行くなど、自身の身を守る策を万全に行うことが大切だと感じます。

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