介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 C1

認知症の状況 Ⅲa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Kさんはお元気な時から延命を希望されておられず、キーパーソンの息子様へも常にそのお話をされておられました。家族構成としては二人息子で、弟様は遠方にいらっしゃいます。施設に来られてから徐々に状態も悪化されていき、いよいよお看取りに近づいてきたときです。長男様は延命を希望されないご本人様の意思を尊重し、主治医との話し合いでも点滴も延命の一つとの考えで、そのまま最後を迎えることを選択されていました。点滴をやめることで徐々に体のむくみも軽減していく中、遠方にお住いの弟様がご本人様に会いに来られ、お母様のお姿を見たときに「苦しそうにしている」「点滴もなにもしないのか?」と言われました。ご本人様の延命をしないことと、長男様と主治医との話し合いの説明をしました。その状況に納得がいかないようなご様子でした。家族間で話をしていただき、結果このまま看取ることがつらいとのことで入院をされる運びとなりました。結果、入院後10日ほど点滴をしながらお亡くなりになられたとお聞きしました。

対応者の中での対応

Kさんのご希望がある中で長男様、主治医が話し合いをした結果、点滴もせずこのままお看取りになることを決められていました。久しぶりに会われた次男様からすると、元気なお母様の姿を想像されていたようで苦しそうに見えたようです。ただ、私たちが延命をする、入院をするなどを決めることではないため、ご家族様で話し合っていただき、それにあった支援をさせていただくことをお伝えさせていただきました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

延命をするのかしないのか、また入院をするのかこのままお看取りをさせていただくのかを決めるのか。最終判断は家族様で決めていただきました。結果、少しでも長く生きてほしいと思うご家族様のご希望で入院されることになりました。病院でお亡くなりになられた後、長男様からは「最後は入院することになったが、少しでも長く一緒にいられてよかった。」と言われ、感謝もいただきました。最後の時間を家族としてどう感じているのか。それぞれの家族様の思いがあるので「こうするべき」など推し進めることはできないので、私たちはその家族様の思いや判断に少しでも力になるように動けたらと思います。

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