介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 B2

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

kさんは体重が80キロを超えており、かなり大きな男性の方です。
体の筋力が低下していくご病気で、四肢を動かすことが難しい状況です。
ただ、脳の萎縮や嚥下機能などには問題なくお食事や会話などは行えます。
車椅子移乗やベッド移乗は身体が大きく、女性が介助するにはかなり危険を伴います。普段は二人対応で移動を行うのですが、夜間帯は一人での対応になるので、さらに危険が増えます。朝食介助は本人の希望で朝6時半頃から召し上がられます。ただ、その時間帯は夜勤者一人しかいません。その夜勤は女性スタッフで、移乗した際にうまくベッドに戻れず、床にずり落ちてしまいました。一人では起き上がらせることが出来ず、日勤者が来るまで床で寝ていただくように説明し納得していただきました。特に外傷などはありませんでした。
以前にも危険が予測されるため、移乗用の福祉用具をレンタルしていただきたいと説明をさせていただいたのですが、時間がかかるから嫌だと断られました。
改めて、事故が起きた当日にご本人様とご家族様へ夜間帯は一人での対応になるので、同じような事故を起こさないためにもレンタルをお願いしたいことを伝え、了承していただくこととなりました。

対応者の中での対応

事故が起きることは想定していたため、早めにご本人様、ご家族様へは説明を行っていましたが、ご本人様が全く受け入れてくれない状況でした。
スタッ間でも危険だという声が上がっていたため、早急に対策をしたいと思っていましたが、案の定事故は起きてしまいました。リスクを分かった上でのケアだったため、もっと理解していただけるように話を詰めるべきでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回のように身体が大きい方で、筋力低下があることで移乗が難しいと感じた場合、どのような事故になるのかしっかりとご本人様へも説明し理解していただく必要があります。
今回は骨折などの外傷等もなく済みましたが、最悪の事態も考えられます。また事故を起こしたスタッフのメンタルケアも必要になります。
どのような移動用の福祉用具があるのか、その人に合う福祉用具はどのようなものがあるのかなど知識を得ておくことで、提案する際に役に立つと思います。

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