介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 C1

認知症の状況 Ⅲb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

ショートステイでお泊まりに来られていたMさん。寝たきりの方で、両下肢は伸びた状態で拘縮されておられますが、上肢は柵を持つなどのことは可能です。認知症状もありますが、通常の会話はとくに問題なく行えます。夜間、特に問題なくベッドで入眠をされておられましたが、お部屋から物音がしたため訪室したところ、ベッド下へ転落されておられました。咄嗟に外傷や痛みがないか確認すると、左下肢に痛みを訴えておられ赤く腫れておられました。当直の看護師に連絡をし状況の説明を報告しました。頭部を打ったような形跡はないため抱えてベッドに戻っていただき、赤く腫れた左足は冷やすことで対処しました。転落が夜中であったため、朝に家族様へ連絡を入れ、救急車で病院へいき骨折していることが判明しました。しばらく安静の指示が出て、完治するまで施設でお預かりする事となりました。

対応者の中での対応

転落した際に頭部の確認をし、動かしても良いのか、また下肢の外傷に対して看護師に確認し対応することで判断を仰ぎました。悪かった点として、寝たきりだから転落することはないだろうとの思い込みがあったことです。寝たきりであったとしても、くしゃみや上半身で柵を持つなどができるので、転落の可能性を見極められなかったことです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

足が動かないからベッドから降りることはない、転落することはないといった思い込みはせず、誰でも転落する可能性があると推測し対応することが大切だと思いました。例え寝たきりの方であっても、くしゃみや咳をすることで身体が動き、ベッドから転落する可能性があります。その為、転落を防止するよう環境が整っているのかを確認する必要があります。ベッド柵はきちんとつけることができているか。ベッドの高さに問題はないか。寝ておられる位置に問題はないか。寝ている態勢に問題はないかなど、予測して就寝時、就寝中のケアに当たらないといけないと思います。

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