介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)ケースワーカー脊髄小脳変性症
対応者
対応者 ケースワーカー
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
トラブルが起きた背景
利用者さん(お客さん)は神様です。
とは介護業界ではなかなか言い切れない所はありますが、ただ利用者さんファーストという部分に関しては常に意識していかなければなりません。
そういう意味では介護事業もサービス業であり、ただ取り扱っている商品が「自立」という概念という事を念頭に置かなければなりません。
その境目を判断するのは熟練したスタッフでも難しいものです。
この方はADLは概ね自立していますがパーキンソン病がある為動作が緩慢で、特に靴の着脱にはとても時間が掛かります。前傾姿勢も著明の為転倒に対するケアも必要になります。
帰りの用意をしている際のこと。私達は当たり前のように靴の履き方を介助にて完結しておりました。もちろん本人の負担や転倒リスクの軽減に向けて。
ところがある日の事。
この方のご家族様からクレームの連絡がありました。
内容は、家族は普段から自分で靴の脱ぎ履きを行うように支援しているのに通所から帰ると一切それをする気がないので本人に聞いたところ、「通所先ではなんでも手伝ってくれて大切にされているのに家族は放置している」と不満の訴えがあったがどういう事なのか?」というものでした。
リスクに関する配慮と負担軽減のためと説明しましたが、ご家族としては職員のように常に見る事ができる環境ではなく、それが出来なくなれば在宅での生活は難しくなってしまうという事でした。
支援というのはもちろん本人のニーズも必要ですが、背景にいらっしゃるご家族様にも確認をしていく必要があると実感した出来事でした。
対応者の中での対応
ご本人とご家族さんのニーズの相違はよくある事ですが、今回に関してはご家族様の言い分が100%正しいと思います。
何故なら、僕が実態調査した際のADL評価表には靴の脱ぎ履きも自立となっており、もしも介助が必要となればその点においても理由を説明した上で計画書に位置付けるべきでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
ご家族様からのご意見を真摯に受けとめ、後日ですが職員内でアセスメントに関する研修を開催しました。
ご家族様ももちろんですが実際、介護員間でもどこまで手伝って良いのかという点で価値観に相違がある場合は非常に多いです。
ですが、関わる介護員さん皆がそれぞれ全く違う内容の支援をしてしまうと一番戸惑うのはご本人だと思います。そして人間というのは若い、高齢に関わらず一度依存してしまうとその後も当然その依存は継続するものです。
職員が手伝っていた背景には、時間の制約もあったと思います。要するに介助した方が早い訳です。
ですが、僕が思うに介護というのは出来ないから手伝うのではなく、何がどこまでできるかを一緒に探していくお仕事だと思います。
今はICFという概念が定着しているのでその点においては専門職として当然意識していかなければならない部分だと思います。
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