介護施設の事例
施設名: サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 B1
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
トラブルが起きた背景
Kさんが就寝薬を服用される時間は決まっておりますが、その時間の10分ほど前にKさんからナースコールがありました。
お話を伺うと「寝る前の薬がこない!いつも飲んでいる時間になっているのに!」ととても強い口調の訴え。
私は現時刻をお伝えし「あと10分ほどでお持ちします」と対応しました。
そして決められた服薬時間にお持ちしたところKさんが激高され、服薬のためにお持ちしたコップ(水入り)を私に投げつけられました。
他のスタッフも駆けつけ落ち着いていただくよう対応しましたが、Kさんのご様子は変わらず退室することに。
しばらくは壁を叩いたり怒鳴られていましたが次第に落ち着き入眠されました。
朝には落ち着かれており就寝薬に関わるやり取りを憶えていないご様子でした。
対応者の中での対応
「もう少し待っていてください」などではなく、普段の服薬時間をお伝えしご理解いただこうとしたことは良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
私達スタッフからは正しい時間を判断することができますが、Kさんとしては今は服薬時間と思っている状態です。
もちろん居室には時計がありKさんから見えるようになっております。
しかしKさんが薬が遅れていると思ったらそうなのです。
Kさんにしてみたら私の対応は間違ったものなので激高されたのだと思います。
正しいことをお伝えするのが必ずしも良いことではありません。
服薬時間は遵守すべきものですが、融通がきく範囲でありましたしKさんからの訴えがあった際すぐにお持ちしていればトラブルにはならなかったかもしれません。
利用者様の気持ちに寄り添うということを再度考えさせられた一件でした。
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