介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Fさん  79歳 女性  糖尿病があり視力も弱くなっている
1年前から急激な足の痛みがあり歩行も何かを持たないと歩きにくくなりました。
夫婦2人暮らしですが夫は認知症があり、現在要介護1の認定がでており通所介護に週2回通っています。
娘が自宅から車で1時間離れた所に住んでおり受診や買い物の手助けはあります。
Fさんは、自宅内の掃除に困ると認定を受けてヘルパーさんに来てもらう事になりました。 
認知症の夫は何度も同じ話をしたり間違った事を言うのでFさんは生活の中で時々来る娘としか、まともな会話もできずにストレスも溜まっていました。
ヘルパー契約し週3回、トイレ・居室の掃除をお願いしました。
初日ヘルパーが訪問。娘と同じ年代で今までの事や夫の事、娘の事、他界した姑の話などほぼ45分間話で終わってしまいました。
2日目は、Fさんは若い頃からデパートに勤務していて洋服のおしゃれなお店の話など、この日も話で終わっている感じでした。
娘が、ヘルパーが来ても自宅が綺麗になっていない事に気が付いて母親にどんな事をしてもらっているの?と確認したら、母は
「ん。まだ何もしてもらっていない。お話で時間が終わる」
との返答でした。
3日目は、Fさんもあまり話をせずにトイレの掃除からお願いをしましたが、掃除も終わっていないのにヘルパーからFさんに数日前に家族で外食をした話が始まり結局掃除は中途半端のまま時間は終了しました。
4日目も殆ど同じパターンで業務は中途半端で終了しました。
Fさんもこの頃から気持ちが変わり娘さんに相談。
娘さんからヘルパーさんの交代をお願いし違うヘルパーさんが入る様になりきちんと掃除をしてくれる様になりました。

対応者の中での対応

悪かった点は、ヘルパー業務をこなさずに利用者がお話好きなのでお話をすれば喜んで頂けると勘違いをした事です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

訪問介護をご利用される利用者も色々な要望があります。また、訪問介護は利用者とヘルパーの1対1になる空間も多く、誰の目もない、誰も見ていない事は多いと思います。
何も話さずに険悪ムードで業務をするのではなく、よい空間を作りながら時間内に決められた業務を(手順書のとおり)に遂行する事は重要。業務を頼む方も気を使われていて多弁になる事もありますが、そこは訪問介護ヘルパーとしての自覚を持ち上手に聞きながら介護目標が達成する様に決められた業務を時間内に実施する事です。

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