介護施設の事例

施設名: ショートステイ

ショートステイ介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

定期的にショートステイを利用されており、ある程度認知症が進行している方のお話です。
その方が利用されている日に私は夜勤でした。
朝の4時半頃に物音が聞こえたので訪室したところ起きていたのですが、まだ起床には早いので休んでいましょうと声をかけました。
しかしTさんは起きるからいいのと着替えや洗面を行いホールへ出て来られます。
私は本人が起きたいのならそれでよいと考えご様子を見ていました。
ですが時刻はまだ朝の5時です。
誰も起きてこないことに異常を感じたのか不穏なご様子になります。
そして「こんなに早く起こして何考えているの!」と怒り始めました。
Tさんが起きるとおっしゃったので、と話しかけるもご理解していただけません。
そうしているうちに他の利用者様も起きてきます。
そして「あの人に朝早く起こされた!」と周囲へ訴えておりました。
後に周囲の方へはフォローの声かけをしましたが、誤解が全く無くなったわけではありません。
当のTさんについては、そうした事態が生じたことを忘れているようでした。

対応者の中での対応

利用者様ご本人の意思を尊重しようとしたことは良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

認知症の方で時間感覚がなく、極端な例では昼夜逆転している方は珍しくありません。
まだ起きるには早いと声かけするだけではダメでした。
他の利用者様のモーニングケアをするまでまだ時間があったので、Tさんの居室にて話をしてある程度の時間を過ごしてもよかったのではと後から思いました。
ですが見方を変えると「起きるのが早い時間」というのは介護職員の思い込みかもしれません。
他の利用者様がホールにいないと不安に思うでしょうが、「今朝は一番乗りですね」「もうすぐ他の方も来ますよ」などと声かけしていれば落ち着いて過ごしていただけたのではとも思うところです。

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