介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者認知症
対応者
対応者 サービス提供責任者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 B1
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
トラブルが起きた背景
Nさんは認知症が進んでほぼ寝たきりの独居女性ですが、週に何回か長男が様子を見に来てくれていました。
ヘルパーは排泄介助と配膳でケアに入っているのですが、独居のためキーボックスを設置して鍵を開けて入っていました。
ある日、ヘルパーがキーボックスから鍵を取り出して中に入ったところ、後から入ってきた男性に「Nの息子だけど、これからは俺が母の世話をしたいから、鍵を預けて帰ってほしい」と言われ、訳がわからなくなったと事業所に連絡が入りました。
何度か会っている長男とは明らかに違う人ですが、Nさんに聞いてみたら「息子だ」と嬉しそうに話している、何より物の配置やNさんの事情に詳しい人なので他人とは思えない…とのこと。
急いでケアマネージャーから長男に連絡してもらうと、長男は大激怒。
「それはうちの弟だが、働きもせずに母親の年金を食い尽くす気なので勘当してある。さっさと追い出してくれ」と言われましたがヘルパーにそんなことができるはずもなく、かといってNさんと次男を残して帰るわけにもいかず、結局ケアマネージャーの到着を待って後を任せることにしましたが、1時間近く気まずい時間が流れたそうです。
その後、長男と次男には別の場所で話し合ってもらうように伝えましたが、兄弟仲の修復は難しいようでした。
対応者の中での対応
いきなり現れた次男はある程度Nさんの事情は知っていたそうですが、事業所側が家族の関係を全く知らなかったので、間に入ったヘルパーが混乱する事態になってしまいました。
最初の担当者会議で利用者の家族関係は聞いたのですが、あまりに個人的なことは話さなくていいと長男からケアマネージャーに念押しがあったそうで、訪問事業所だけが情報不足のままケアに入っていたようです。
もっと突っ込んで事情聴取をしておけばよかった…と思っても後の祭りでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
認知症の利用者の家族関係や個人の事情は、相手方が話そうとしなければ関係事業所は知らないままになってしまうので、最初の段階で「他に知っておいた方がいいことはありますか?」とご家族やケアマネージャーに念押ししておくことが大切です。
後から言われたとしても取り返しのつかないことは多いですし、現場に入るのはヘルパーですから、なるべく早い段階で地ならしをしておかないと、目の前で利用者がパニックになった…ということにもなりかねません。
今回の場合、Nさんは兄弟間の軋轢に全く気づかず「息子達が来てくれた」と1人嬉しそうにしていたのが少し気の毒でした。
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