介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者認知症
対応者
対応者 サービス提供責任者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
トラブルが起きた背景
Tさんは軽度の認知症で、息子さんと一軒家に2人暮らしなのですが、週3回入っているヘルパーは誰一人息子さんの姿を見たことがありませんでした。
必要物品や買い物の代金は全てTさんが自腹で出しており、息子さんとは階を分けてほとんど別居のような状態。
Tさんが住む1階部分だけ掃除をし、息子さんの部屋がある2階には立ち入らないように言われていたほどです。
そんなある日、ヘルパーが1階を掃除中にかなり大きいネズミに出くわしてしまいました。
ネズミは階段を上って2階に行ってしまい、その後も気をつけていると2階で何度も鳴き声や走り回る物音が響いていたので、ヘルパーは堪らず事業所に連絡をして、ケアマネージャーと一緒にネズミの被害を確かめることになりました。
1階の台所の食料はほとんど囓られており、驚いたケアマネージャーが2階に上がると、そこはほとんどゴミ屋敷状態。
ネズミの巣のようなものも何カ所か見つかり、息子さんに連絡を取ると、彼は自分の寝起きする部屋以外はここ何年も掃除をしていないとのこと。
実際、かなりの悪臭もしていたので駆除業者に調査してもらうと、家の壁に数カ所穴が空いていて、そこからネズミは出入りしているそうで、急いで駆除するよう息子さんに頼んでも、彼は何十万という見積もりに渋るばかりで駆除には踏み切ってくれませんでした。
2階の悪臭には慣れきっているくせに、父親の洗濯物やリハビリパンツには触ろうとしない息子さんに関係者全員が呆れましたがどうしようもなく、結局Tさん宅に入るヘルパーは全身防御のような格好でケアに入るようになりました。
対応者の中での対応
家の中がひどい状態になっていても、ご家族の意向を無視して勝手に掃除や消毒をするわけにはいきません。
高額な費用に息子さんが渋る気持ちはわかりますが、ネズミの発生によって出てくる衛生的な問題は、ヘルパーやTさんの健康にも直接影響してきます。
ケアマネージャーも何度も説得してくれたのですが、元々自分の暮らし以外には無頓着な息子さんのため、最終的にはヘルパーが自分の身を守るという方法しか取れませんでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者宅の事情は本当に様々で、ヘルパーの残したホコリ一つに大騒ぎするご家族もいれば、Tさん宅のようにどれだけ不衛生な問題が見つかっても平気なご家族もいます。
Tさん宅に入っていたのは長くつきあいのあるヘルパーで、Tさんの身を案じる気持ちが強かったため、レインコートやマスクを何重にも装着して入ることに承諾してくれましたが、本当に衛生的な危険を感じ、なおかつご家族が動いてくれない状況になったら、事業所としては契約解消という手段もやむを得ないと思います。
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