介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者関節リウマチ
対応者
対応者 サービス提供責任者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
Oさんは路上生活の果てに凍死寸前で保護された男性で、しばらく施設で療養した後にケアマネージャーがついて独居を始めた方でした。
リウマチの悪化で手足の指が固まっており、なんとか動けるものの生活援助が必要になってヘルパーが入りましたが、年金も収入もない路上での生活を何年も続けていたため、とにかくアパート内に生活用品がなく、生活保護が下りるのを待ってケアマネージャーが必要物品を少しずつ買いそろえている所でした。
ところがご本人は保険や介護というものを全く理解されておらず、外出した際に路上にあるものを「まだ使えるから」と泥だらけのまま持ってきて部屋に放置、逆に部屋にあるものを「これやるよ」とヘルパーや隣近所にあげようとする始末。
ケアマネージャーが役所に掛け合って毎月なんとか下りるようにしたお金でやりくりしているのに、当の本人はどこからお金が出ているのか、どうしてケアが続いているのかという理屈をまるで理解していませんでした。
冬に入り、なんとか毛布や暖房器具を揃えてケアマネージャーが持ってきてもすぐにヘルパーにあげてしまおうとするため、困ったヘルパーの報告で何度も会議が開かれ、最終的にはあらゆる物品に「Oさんに買ったものです。人にあげないこと」と書かれた紙が貼られるようになりました。
対応者の中での対応
Oさん自身はとても朗らかでいい人なのですが、長年の路上生活のためか「部屋に住む」「介護を受ける」という概念がよくわかっておらず、物の貸し借りや譲渡への感覚もとても緩いのが問題でした。
「守って下さい」と言ったことは守るのですがすぐに忘れてしまうため、注意書きを貼るという方法は見た目以外は有効だったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者が生きてきた状況は実に様々なため、事業所側から見ると微笑ましくも困った生活習慣を持っている方も多々いらっしゃいます。
頭ごなしに叱ったり怒ったりするのではなく、「こうしたらどうでしょう」「それではちょっと困ります」と柔らかい言い方で注意した方が、お互い不快にならずに物事が進むようです。
Oさんは物の見た目にこだわらない方なので、あちこちに貼られた注意書きを気にせず生活されていますが、他の方の場合は一枚にまとめたりノートを作っておくなど、それぞれの性格に合わせた配慮が必要かもしれません。
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