介護施設の事例
施設名: ショートステイ
ショートステイ介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
トラブルが起きた背景
その方はとても頻回にトイレに行かれる方で1日トータル20回ほどです。
片麻痺の車椅子移動ですので必ず介助が必要となります。
夜間においてもひっきりなしにコールがあり20~30分毎に排尿の訴えをされることがあります。
ご本人は尿意があるみたいですが、排尿されないこともしばしばあります。
そんな中Yというスタッフが夜勤している時、眠る暇が無いくらいトイレに行きたいという訴えがありました。
夜勤は1人で行っていますし、他の利用者様の介助もあるのでかなり大変な目にあったことは想像できます。
そこで堪忍袋の緒が切れたのでしょう、「そのままトイレにいたらどうですか」などど言ってしまったそうです。
Nさんはクリアな方ですのでそうしたいきさつを管理者へ訴えました。
後に管理者、Yスタッフと謝罪をしたとのことです。
そしてNさんの泌尿器科受診を行うこととしました。
対応者の中での対応
あまりにコールが頻回だとあえて無視するスタッフがいますが、Nスタッフはそういうことはせず都度対応しておりました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
夜中に何度もコールがあるとだんだんイライラして対応が雑になりそうな時があります。
これは介護職員であれば誰もが経験しているでしょうし、そうした自分の感情コントロールも介護する上で大事なことです。
もし自分が同じ状況になったらYスタッフと同じ対応をしてしまった可能性もあります。
他のスタッフがしてしまうミスは自分もするだろうという考えです。
コールが鳴ったら即対応は基本ですが、他の利用者様と重なった場合はNさんにその旨を伝え待っていただくことは可能だと思います。
またトイレに行った後に「ちゃんと出たので安心して眠れますよ」などど声かけすることも有効かもしれません。
トイレに行きたいというのは身体機能だけではなく心理的な原因も大きいです。
介護職員は利用者様の気持ちに寄り添うことも仕事の一つですので、どうしたら落ち着いて安心していただけるか常に考える必要があります。
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