介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)介護福祉士脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Yさんは78歳で2年前に脳梗塞で倒れ、後遺症として右半身の麻痺がある方です。
少々気難しい性格で思い通りにいかないと休みがちになってしまう方でした。通所リハビリを利用されている目的は、とにかく現状より良くなりたいという気持ちが強くリハビリを頑張りたいというものでした。
しかし、専門的視点から見ると現状が既にゴールであり今以上に状態が向上する見込みはないといった状況。リハビリをしても良くなる気配がないことに不満をもったYさんは、その原因を『リハビリのスタッフのやり方が悪い』と言うようになりました。
担当していたリハビリのスタッフの判断で現状が既にゴールであること、今以上の向上は期待できないことを説明したとのことでしたが、それに不満をもったYさんは通所を休みがちになり利用を辞めたいという話になりました。通所スタッフと所長を含めた上の職員で『対応が適切だったか、今後の対応』について話し合いを持ち、Yさんには謝罪をした上で担当のリハビリスタッフを変更することを伝え現在も利用していただいているといった状況です。

対応者の中での対応

Yさんの目的はリハビリでしたが、それ以外に『通所に来る理由』が必要だと楽しみの提供に努めたこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Yさんの『良くなりたい』という気持ちに対して現状を突きつける形になってしまい、接遇としては良くなかったと思います。
『片麻痺になった』『体が思い通りに動かない』こういった状況になったYさんの心境に寄り添う姿勢が足りていなかったのだと通所スタッフの中では反省し対応を見直しているところです。
今回のYさんのようにリハビリには前向きだけどゴールは既に迎えている方は多くいます。
また家族の都合で通所に通っている方も多いです。『通所に来る目的をリハビリだけでなく、別の理由を増やす』を目標とし、その為にはまず職員一人ひとりが楽しんで仕事をする。そういった部分からより高いレベルでの楽しみの提供ができると思っています。

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