介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 サービス提供責任者

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 C1

認知症の状況 わからない

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Iさんは去年65歳になり、障がいサービスから介護サービスになった全盲・脳梗塞による左片麻痺のご利用者様です。
障がいサービス時に、被害妄想があるため複数の訪問事業所とトラブルを起こしており、今回介護サービスになり初めてトラブルを起こさず続いていました。
今年の2月頃までは、シルバーカーを使用し一緒に買い物に出掛けることが出来ていましたが、3月頃 転倒を繰り返すようになり、ある日突然ベッド上から動けなくなってしまい、自立でトイレに行かれなくなってしまいました。トイレに行けずベッド上で漏らしてしまったため、早めに訪問してほしいとの連絡をいただき、緊急を要する事態と判断し救急要請するようお伝えするも、今は無理だと話されたためひとまず訪問することとしました。
13時に訪問、泣きながら痛みで動けないとの訴えあり、清拭とパッドを2枚重ねにし再度救急要請するよう伝えました。
しかし、飼い犬がいる事・ご主人が留守であることを理由に拒否をされ、ケアマネからも救急要請するよう伝えていただくも全く納得されず「病院いきなよ‼」と大きな声で怒鳴ってしまいました。友人が近所にいるため友人を呼び、ご主人が戻ってきてから準備をして救急車を呼ぶと泣きながら話されたため、必ず行くよう伝え退室しました。
しかし夕方友人より電話があり、身の回りの支援は友人が行うため、しばらく様子を見たいとのことで結局病院へは行きませんでした。
現在は訪問診療を受け、ベッド上でオムツ対応となっております。
訪問診療の血液検査の結果、腫瘍マーカーの数値がかなり高いとの事で、入院して精密検査を受けないと原因が分からないと主治医より話があっても、病院への受診を未だ拒否しています。

対応者の中での対応

転倒され動けなくなってしまった時点で、拒否があったとしても救急要請すべきであったと後悔しています。
ご本人様にとっては、ご自宅にいられることが一番良いことなのかもしれません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

緊急時の対応をご利用者様ごとに明確にしておくべきだと、今回改めて実感いたしました。
通常、緊急時は救急要請行えておりますが、ご利用者様によっては拒否もあり得る事を経験いたしましたので、実調時に緊急時の対応(急変時は救急要請する)をしっかり説明し、ご本人様やご家族様にご理解いただいたうえでご本人様やご家族様の要望をお聞きし、出来る限りご本人様の意思を尊重していけたらと思いました。
どんな時でも冷静さをなくさないよう、対応していくべきだとも思いました。

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