介護施設の事例

施設名: 訪問看護

訪問看護ケアマネージャー(介護支援専門員)脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 ケアマネージャー(介護支援専門員)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Aさんは15年前から脳出血によって左片麻痺を患っています。Aさんの夫は他界し2人いる娘さんは遠方にお嫁に行き、今はヘルパーや訪問リハビリなどのサービスを受けて一人暮らしをしています。Aさんは少し気難しい性格で、自分と考えが合わないと、その人の事をとことん拒絶するような人柄でした。いつも受診している町のお医者さん(開業医)のことはとても信用していていつも「こんな私の事をよく見てくれてありがとう」といつも話していました。
しかしこの度、トイレに行こうとした時に誤って転倒してしまい、左の足の骨を骨折。近くの救急病院で緊急手術をしてから、3週間後、他の整形外科病院に転院しました。転院後担当になったお医者さん(整形外科医)は私から見ると普通に接してくれていたのですが、行動や言動が信用できないようで、会うたびにストレスが溜まっていったAさん。今も入院中ですが、ストレスの多い生活で認知機能の低下が不安です。

対応者の中での対応

トイレでの転倒という予測不能な事態は、親戚がいない独居しているご老人にはケアマネージャーを頼りにしている方は沢山いらっしゃいます。今回も転倒して真っ先に連絡してくれたのが私の電話でした。転倒してから6時間も立たずに救急搬送できたのは不幸中の幸いだったと思います。
救急病院で無事手術出来、リハビリも順調だったAさんでしたが、転院先の先生に心を許してくれなかったんです。
何度も説得しましたが、今となっては先生の見方や捉え方等を初期段階から変えることができたら、こんなことにはならなかったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

お医者さんの些細な言動や行動で気分を害される方は、正直なところ多いような気がします。
しかし先生が話している事の本当の意味やどれだけAさんの事を考えてくれているかなどをしっかり伝えて、共有できたら違ったと思います。一番は転院した時にAさんはとても心細かったんだと思います。娘さんが立ち会った転院ではありませんでしたから。そんな時に出会った転院先のお医者さんに凄い期待を持ってしまったことも要因としては大きいです。
今となっては、あの時(転院時)にAさんの話にもっと耳を傾けるべきだったと思います。
またこれからは、整形外科の先生を変える(入院や受診する病院自体を変える)ことも視野に入れながら対応していきたいと思います。

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