介護施設の事例
施設名: 訪問リハビリテーション
訪問リハビリテーション介護職員(ホームヘルパー)がん
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 C1
認知症の状況 Ⅳ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Kさんは末期の癌であると同時に重度の認知症を患っていました。
食事や排泄、更衣などすべてに介助が必要で、自力で何とか寝返りが出来、おむつ交換の際におしりを上げてくれる協力動作が得られる程度でした。
訪問介護を提供し始めて3か月程経ったある日、ご自宅でいつものようにKさんの介護をしていると、Kさんと同居されている娘さんが「おむつ交換の時のおしりの拭き方が悪い」と話し掛けてきました。
訪問介護開始当初からご家族様とはコミュニケーションを取っていた私でしたが、かなりご立腹されているようで、以前から「おしりのただれ」が気になっていたようで、私のおしりの清拭のやり方に問題があるのではないかと危惧されていたようでした。その為、おしりの清拭に少し時間を掛け丁寧に行うよう変更し対応しました。しかし1か月後再度お叱りを受けてしまい、他の訪問介護事業所様に変更する事態となってしまいました。
対応者の中での対応
自宅へ訪問する訪問介護員は、医師や看護師などとの連携が取りにくく、「おしりのただれ」についての情報をしっかり収集できなかったことやご家族様が気にされていることを早期に察知できなかったことが、今回の悪かった点だと感じます。
後々担当の訪問看護師からお話しを聞くと、細菌性のただれであったようで、こちらに否はなかったとのことでしたが、「おしりのただれ」一度お叱りを受けた時に、軽くお返事をしてしまったことも悪かった要因の一つと現在でも反省しています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
私の勤める訪問介護事業所では身体介護でも介護員ひとりで対応することがほとんどでした。
日々のケアからご家族様とのコミュニケーションなど様々なところに気を使わなければいけない難しい職種だと私自身も感じております。
今回のKさんは重度の認知症で自分でコミュニケーションが取れるような方ではありませんでした。利用者様自身が訴えられないからこそ、日々のケアの中での変化点やご家族様が感じていることなどを密に話し合い、ご家族様ともしっかり連携していくことが本当に必要なんだと思います。
今回はご家族様が「おしりのただれ」についてとても気にされており、そのことを私自身気づくのが遅かったことが一番の汚点でした。今後このようなことが無いようにするには、ご家族様とのコミュニケーションをしっかりとして、ご家族様が求めること、私(介護員側)が必要だと思うことなどを照らし合わせ日々のケアに落としていくことが必要なんだと感じました。
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