介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)骨粗しょう症
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
トラブルが起きた背景
Hさんは一年程前までは旦那さんと同居しており、他にご家族がおられないため、お互い協力しながら生活をされていました。
しかし旦那さんが脳梗塞にてなくなり、Hさん一人で生活していました。
けれど、Hさんに関節リウマチや認知症の症状が徐々にあらわれ、Hさん一人で生活することが困難になり、訪問介護を利用することとなり、介護士の私が訪問し生活のお手伝いをさせていただくようになりました。
最初に訪問した際にご自宅の中が足の踏み場がないほどに散らかっておられたので、まずは片づけをしながら生活のお手伝いをさせていただきました。
片づけする際には、トラブルにならないようにHさんに確認を取りながら片付けを行っていました。
しかし後日、Hさんより事務所の方に電話があり「Uさんはいらっしゃる?私の部屋を片付けた時に、封筒に入れていたお金がなくなっている!Uさんが取っていったに違いない!」と言われました。
電話を代わり、Hさんのご自宅より物を何も持ち出していないし、何より片づけの際に封筒自体みていないことを伝えるも、Hさんは興奮してご立腹され聞く耳をもたない様子。今の状態では何を話しても問題の解決にならないため、その後に別の職員が訪問し探したところ、居間のタンスの引き出しに封筒とお金がみつかったそうです。
しかし、Hさんは納得されず「Uさんは信用できないから別の人を連れてきてほしい」と訴えがあったため私はHさんの訪問担当から外れました。
しかし、その後もHさんは認知症による物盗られ妄想で度々、事務所に苦情の連絡をしています。
対応者の中での対応
良かった点は、トラブルになった際に私自身がHさんのご自宅にいくのではなく、別の職員に探してもらうことにしたことで、さらに私とHさんとの信頼関係の溝が深くならなかったのかなと思います。
悪かった点は、片づけをする際にHさんの貴重品と大事なものは一か所に集めて保管しておき、保管している状況を写真に撮っておくべきだったと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Hさんは認知症により、物盗られ妄想があることを把握しておき、職員は最小限にHさんのご自宅の物を動かさないようにする。
また貴重品、大事なものは鍵付きの棚もしくは金庫にいれてもらうようにする。
そのほかに、Hさんのご自宅を出る際にHさんに職員のポケットの中を確認してもらい、何も持ち出してないことを確認してもらうことで未然にトラブルを防ぐために取り組んでいます。
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