介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)看護師脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 看護師

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Mさんは家族と同居の方で、家族が仕事をしている間に日中に1人になりすることがないためにお風呂とレクリエーション目的のために通所するというごく普通の方だと思っていました。
割合デイサービスにきてもおとなしめな方で他者トラブルとかもありませんでした。職員からすると病状なども落ち着いていて全く問題ない、家族ともごく普通に一緒にすごしているように思っていました。フェイスシートなども全てその様なふうに書いてあったので疑いもありませんでした。
何年か利用していたために気づかなかったのですが自宅では失禁があったり、収集癖が始まったりと少しずつADLが落ちてきており、家族の利用目的と負担が大きくなっていることに気づきませんでした。
ある日入浴介助中に背中にアザがあることに気づき家族に確認しても知らないといい続け、いろいろな箇所にアザができはじめました。
ある時お迎えにあがったときに家族が怪我をしており尋ねてみましたが、転んだと言うだけ。絶対におかしいのと虐待の可能性があるということでどう介入したらいいかわからずの状態でした。当然、ケアマネージャー、主治医に相談し、ケアマネージャーを通して介護保険課に家族の暴力があるかもと相談しました。証拠がないので水面下でどのように本当のことを聞き出すかというのがポイントになりました。
結果ケアマネージャーさんが少しずつ聞きだせました。最終的に早々にグループホームに入所しました。

対応者の中での対応

施設ではわからなかったのですが、自宅では本人が杖や道具をもって家族に暴力をふるっていたのと、自傷行為がみられており、家族は身を守るために押さえることがあったと言うのがありました。
当初の利用時から状態は変わっており、当時の利用目的とはかけ離れた状態になっていました。よかったと言うなら本人と家族にとって最悪の事態になる前に解決してよかったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

同じ事態が起こらないことを望みますが、長年利用している人の利用目的は変わってくることもあります。
毎月の提供票を見ながら慣れて行っていますが、家族との会話をしっかりして情報共有することをもっと綿密にしていくと、早い段階で気づけた様な気がします。

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