介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)ケースワーカー脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 ケースワーカー

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Fさんは過去に軽い脳梗塞の既往歴があります。
認知症は診断や治療こそしていませんが、曜日を忘れたりと軽度の物忘れがあります。利用開始してまだ間もないのですが先日、自身の都合で時間減での利用(本人に言わせると早退)をしました。
タクシーでの迎えでしたので減算での請求をしましたが「早退したのに利用料を請求するとはなにごとだ」とご立腹されています。私どものデイサービスでは基本7~9時間ですが4時間以上利用されていましたのでそれに合わせて食事代と送迎減算で請求しました。その日は、前もって本人から申し出があり料金についてはその時、Fさんと他県に住む長男に説明(長男は電話説明)をしました。担当ケアマネージャーにも伝え提供表も差し替えを頂きました。その時は、Fさんも長男も納得されたのですが「早退は前もって伝えたのに料金を請求するなんておかしい。(通常の)半分も利用していない。年金暮らしの弱者からお金をとるなんてひどい施設だ。」と話され料金の請求に応じようとはされませんでした。
後に長男からも「そういったことはきちんと説明してくれないと父(Fさん)が混乱するからしっかり対応して下さい。」とクレーム的な訴えがありました。
結果、利用料金は長男が納得し支払いは完了しました。そこに至るまではケアマネージャーを含め話をよくさせて頂きました。
しかし、認知症からか性格からなのか利用の度にこの件を話され施設としてはイメージダウンや職員への気持ち的にも少ししこりが残りました。認知症(長男には物忘れと話す)について触れましたが「年齢の割にはしっかりしていると思う。」と理解が得られない状況でした。
ケアマネージャーより本人と長男に他施設の利用も打診されましたが、数週間後、腎盂腎炎で入院されてしまい現在に至ります。
入院から約1ヵ月で在宅復帰は困難で転院の話が出ています。このまま利用中止が濃厚です。

対応者の中での対応

料金の説明は契約の時に説明しますが、時間減や減算については詳しく説明していなかったので料金表を含め見直しをする必要があると感じました。
Fさんは独居で高齢、認知症も疑われたので担当ケアマネージャーとも相談しながら対応した点が良かったと思います。
全く説明しなかった場合はおそらくもっとトラブルに発展していたのでわかった時点でFさんに合わせて説明しようと判断したことは意味がなかった訳ではないと感じました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ご本人だけの了承だけでなくキーパーソンとは同じ意識が持てるように説明・同意を得られるように対応したいです。
ケアマネージャーも絡めないと「言った・言わない」がエンドレスなので相談しながら対応する必要性を今回のケースで再認識しました。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ