介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)介護職員認知症
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Kさん74歳は初期の認知症が入り始めた方で、足腰はしっかりされているのでトイレ介助などは全く問題なく介護できていました。
通所の介護サービスで、施設にお見えになってからトラブルが起きました。レクリエーションをしていた途中でKさんが補聴器がないと言い出しました。いつも補聴器をご自分でしまわれたりするので介護職員が一緒にお持ちかどうかを確認してみたのですが、荷物の中にも補聴器ケースにもありませんでした。
来所された際に補聴器をしていたかどうかスタッフが確認しておらず、そもそも施設に補聴器をしてこられたのかどうかもわからず手の空いていた職員で探し回りました。
一通り探し回ったのですが見つからないためご家族に電話をかけて確かめようとしましたが、そのタイミングでは電話がつながらずKさんに待ってもらうことになりました。
その間に再度探すなどしましたが、補聴器は見つからないままでした。
その後家族と連絡が取れましたが、家の中を探してみるとのことでKさんを再度待たせてしまう結果になりました。結局帰るまで見つからなかったのですが、家に置きっぱなしにされており紛失等はありませんでした。
対応者の中での対応
もともと補聴器をご自分でしまうことができる方だったためにご自分でそこは覚えていられる方という風に思ってしまっていて認知症状態だということを忘れがちになってしまった。
最初に補聴器をされてきたかどうかを確認していなかったことで、ご本人様を施設にいる間中不安にさせてしまう結果になった。
ご家族に電話がつながらないパターンや、つながっても見つからない場合を想定できておらず「今職員で探してますからね」と声掛けしていたものの、なかなか本人の気をそらすことができずに不安な気分にさせたまま時間が長くなってしまった。
良かった点は探し始めて周囲に見つからないという時点でご家族に連絡して家でも同時進行で探してもらえたこと。つながらなかった後かけなおしたりして連絡し、時間のかかる探し物を職員が探している間家族にも探してもらえたことでもっと時間がかかることが避けられた。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず貴重品として補聴器をつけていらっしゃるかどうか、ご家族と家を出る前に確認するようにしました。
補聴器をかけていらっしゃる利用者さんはほかにもいらっしゃるので他の利用者さんにも確認になって紛失の危険がなくなりました。
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