介護施設の事例

施設名: 地域密着型通所介護

地域密着型通所介護ケアマネージャー(介護支援専門員)変形性関節症

対応者

対応者

対応者 ケアマネージャー(介護支援専門員)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Mさんは柔整師でデイサービスYにボランティアで施術をしていました。
そこに通所するKさんの施術に行ったところ翌日、通所したKさんが「肩が痛い、おかしくなった。昨日揉まれたからだ」と周りの利用者に吹聴し「あの人に揉んでもらったらだめ」「裁判起こしたい」などと騒ぎ立て、周りの利用者に不安を煽っていました。
もちろん痛みが出たのはKさんだけ。同居の長男さんと整形にレントゲンを撮りに行くも異常なし。長男も近頃母親の言動には違和感を感じていたので母親をなだめていました。
デイサービスの管理者の方からやんわりとMさんに事情を説明し、Mさんが謝罪に訪れましたが、Kさんは裁判を起こすとの一点張り。有料の施術ならともかく、ボランティア活動での非難はどうしたものかと困りました。
3日ほどで痛みはなくなったのですが怒りが治まらないようでその後長男さんがかかりつけの脳神経内科に連れていって相談したが話が噛み合わず精神病院への入院をすすめられ入院して、2ヶ月後退院。元の性格に戻りました。

対応者の中での対応

一応アルツハイマーの診断がついていましたが記憶自体ははっきりされているので認知症なのか精神からくるものか、それとも元々の性格なのか、どうしたらいいものかと悩みました。
ただ、デイの管理者さんは時間をかけて傾聴してくださいましたし、長男さんも日頃からよく連絡を取り合っていたことからこちらのお話も非常に理解してくださいました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

デイの管理者さんとお話ししたのは今後、ボランティアであっても直接身体に施術するような事は望ましくないと考えて、認知症予防のお話や転倒予防の体操等をしてはどうかと提案し実践してくれています。
無料でのボランティア活動でも思わぬところにトラブルがあるものだなぁと痛感しました。

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