介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護職員糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Fさんは、年相応の物忘れ程度はありましたが認知症という事まではなかったです。歩行は杖を使用される程度でした。
以前にも他のデイサービスでセクハラ行為をし、そのデイサービスは利用中止となり私共のデイサービス利用となりました。初めはケアマネージャーに何度もセクハラ行為だけはしないよう言われており、そういった行為はなかったのですがだんだんとデイサービスに慣れてくるに従って軽いボディタッチがふえてきました。
ちなみにFさんは杖で内縁の奥様を殴るなど暴力行為のある方でしたので、あまり注意等もできずそのままになってしまいました。
ある日入浴中にFさんに突然抱きつかれ、その時はこのような行為は困ると伝えましたが「おれは客だ!」と一向に話を聞いてもらえませんでした。デイサービスを利用する度にセクハラ行為が増していき、胸を触る・お尻を触る・デイサービス以外で会いたいといった事が2~3か月続きました。あまりに酷くなっていったので、上司に相談しましたがそういった事も上手くかわすのが介護員の仕事だと放置されてしまいました。
それでも、仕事を辞めたいと思うくらいに追い詰められていましたので施設長へ直接相談にいきました。施設長より、セクハラ行為は規約に反する事なので直接Fさんと話をすると言われ利用中止の方向になりました。

対応者の中での対応

やはり、最初の対応できちんとFさんにセクハラ行為はいけない事だと伝えるべきだったと思います。
又、以前にもそういった行為があった事を知っていた為もう少し早くに相談し解決方法を見出す事が出来ればFさんも利用中止とならずに済んだのかもしれません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

実際に今でも、この対応がよかったのかわかりません。
利用中止を告げられデイサービスには通えなくなったのですが、Fさん自身は「セクハラ行為はしていない。突然の利用中止は契約違反だ。あの職員(私の事)が嘘を言っている」等、利用中止後も2か月近く電話がかかってきました。
ですが、今はやはり相談してよかったと思っています。あのまま、相談せず今も自分が我慢すればいいと思いながら仕事をしているとすれば、この仕事も嫌いになっていたと思います。なかなか、デリケートな問題ですし線引きが難しいところでもありますが、自分の気持ちに素直になって嫌な事はきちんと伝えるべきだと思います。

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