介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)管理者(施設長・ホーム長)認知症

対応者

対応者

対応者 管理者(施設長・ホーム長)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

通所介護等のサービスにおいては原則的にご利用者の方から物品を受け取ることはありません。
しかし、この方に関しては精神疾患を患っており、ご自身の思い通りにいかないと余計に不穏になる等の側面を持ち合わせています。
ある日、Yさんからお土産を買ってきたので渡したいと相談がありました。そのため、ケアマネージャーにも事情を説明したうえで今回限りという条件のもと受け取りました。
しかし、今回だけと言っていたのにも関わらずここからエスカレートしてきました。頻繁に物を渡すようになってきたのです。
当然2回目以降は丁重にお断りを入れるのですが、受け取った前例を覚えておりそれを理由に主張してくる状態です。
結果的には家族も巻き込み、落ち着いていますが、一度でも前例を作るとそこからズルズルときてしまうトラブルの事例です。

対応者の中での対応

一人で判断せずに、関係機関等ときちんと連携したうえで対応にあたった点が良かった点として挙げられます。
ただ、きちんとその人の特性を見破らなければ大きなトラブルに発展する可能性があるので、見極めの部分の詰めが甘かったのが悪かった点として挙げられます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ご利用者の対応において必ずすべてうまくいくわけではありません。どんな対応を取ったとしてもクレームになるときはクレームになってしまいます。
ただ、そこに考えが縛られていては何も前に進めないので、判断に迷ったら自分以外の人を巻き込み対応するのが良いかと思います。
自分以外の人を巻き込むことにより自分では考えつかないようなアイディアがもらえるかもしれませんし、何か起こったときは責任も自分一人で負わなくて良いのが大きなメリットの一つかと思います。

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