介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護介護福祉士認知症

対応者

対応者

対応者 介護福祉士/女性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況 Ⅲa

性別 女性

トラブルが起きた背景

Aさんは中等度認知症はありますが、歩行は安定しており排泄や簡単な食事をご自身で準備され召し上がることも可能です。
週に3回入浴や活動参加のために小規模多機能に通いに来られています。通い日以外のご家族不在の日中はお一人で過ごされており昼過ぎ頃に訪問介護にて安否確認を行なっています。
その日もいつものようにAさんのご自宅へ伺うと、いつも綺麗に整頓されている部屋がやや散らかっており、Aさんは不安そうな表情でした。お話を伺うと『私は散らかした覚えがないのに部屋が散らかっている、泥棒が入ったようなので警察に電話したところなの』と仰られていました。
しばらくするとゾクゾクと刑事ドラマさながらの刑事さんや鑑識の方が現れました。すぐに事業所のケアマネへ報告し警察の方へもAさんが認知症であり時折物取られ妄想などがある旨を説明しました。
結果的に事業所からご家族へ報告し、ご家族が帰宅されて警察の方の対応をされその場をあとにしました。

対応者の中での対応

ご本人様やご家族は今後もご自宅で過ごすことを望んでいらっしゃいます。
今後も同様のケースが予想されますが適時訪問介護を実施してご本人様の様子、言動などを注意深く観察しながらご家族とサポートしていけたらと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

A様は今後も同様のケースが予想されます。その時は小規模多機能の通所の利用回数を増やす必要もあるように思います。
受話器の周辺にはご家族の連絡先、事業所の連絡先を紙に書き見えやすい場所に設置しました。隣近所の顔馴染みの地域の方に様子が違った時には事業所やご家族へ連絡をいただけるような関係性を築くことも良いアイデアではないかと思います。
本人が穏やかな気持ちで過ごせるよう環境整備をしご家族も負担を感じないように今後もサポートしていけたらと考えております。

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