介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム介護助手・介護補助なし

対応者

対応者

対応者 介護助手・介護補助

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 B1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Kさんは歩行が困難で日常生活で車椅子は使いますが、とても元気な女性です。
普段から気性が荒く、常に不機嫌で体を触られることを特に嫌がるため、介護士さん達はとても手を焼いていました。
そんなKさんですが、男性職員にはとても穏やかで優しいんです。若い男性職員には特にでした。
そのためKさんの介護は主に男性が担い、人手が足りない時のみ女性職員が対応していました。ある時人手が足りず、女性職員のみでKさんを車椅子に移動させようとしていました。Kさんはとても嫌がり暴れだしました。そこへ主任が来て話をしようとすると、ガブリッ!Kさんは主任の腕に噛みつきました。血こそ出ませんでしたがかなり強く噛んだようで歯型が残り、数日後にはかなり大きなアザになっていました。
その後Kさんは罪悪感があったのか噛み付いたり暴れたりはしなくなり、不機嫌そうではありますが女性職員の介護も少しずつ受け入れるようになりました。

対応者の中での対応

Kさんが男性職員の介護を望んで暴れることはよくあったのですが、御家族から話をしてもらっても解決せずこのような状況になりました。
このようなトラブルがおこる前に何かしらの対策を取る必要があったと思いますが、この件の話し合いを主任や上の人だけで話をし、下のものの意見を求めなかったことが悪かった点だと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回のトラブルはKさんが興奮状態の時に主任が手を触れてしまったために起きたことなので、Kさんのように暴れたり暴力的になってしまう利用者さんと話をする時は、むやみに近づかず1度落ち着いてから話をするのがいいと思います。
そして何か話し合いをする時や意見を求めたい時は、一部で解決せず視野を広げて周りの意見も取り入れることが大切です。解決しなかったとしても一時的な処置をとりつつ、常に先を見すえた対策を考えていくことが大事だと思います。

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