介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームソーシャルワーカーなし
対応者
対応者
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅲb
性別 男性
トラブルが起きた背景
Fさんは中度の認知症はあるものの身の回りのことは自立されています。
ただ個室ということもあり、寂しくなるのか夜中に家族さんに電話をかけてしまい、家族さんが大変困っていると連絡が入ります。
本人に説明して携帯電話を預かったこともありましたが、しばらくすると携帯電話を探し、混乱や興奮状態になってしまうなどして結局携帯電話を渡すしかなくなっていました。家族さんの負担を軽減するためにも、何とかしないといけないとチームで話し合い一つのことを試してみることになりました。
それは、家族さんの名前で施設の電話番号を登録することでした。こうする事で本人がかけた電話は施設にかかり、職員で対応ができるのでは?という事でした。
懸念は家族さんではないことに気づかれてしまわないかという事でしたが電話の後、本人は納得した様子で嬉しそうにされていました。
対応者の中での対応
本人にもご家族にも負担のない形での解決を探る必要があったため、嘘をつくという選択になった事がベストな選択かどうかは分かりませんが、少なくともご家族の負担軽減と本人の安心には繋がったということ、その一点においてはとても良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
様々な要因で想定外の事案が発生すること、その場合の対応策の範囲や可能性について、事前に可能な限りの範囲でご家族と話し合い、お互い納得した形で支援をスタートさせる必要があると思います。
本人の性格や生活歴、持ち物や家族との関係性などあらゆる情報を集めて、分析して可能性を一つ一つ考察していくことで様々なイレギュラーな事案への対応が可能になると思います。
本人の支援と家族の支援を同時に行うことが福祉従事者には求められていると思います。
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