介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅲa
性別 男性
トラブルが起きた背景
Jさんは軽度の認知症に加え、左半身にマヒがあり、移動は車椅子・日常生活は一人ではできないため、ご家族が留守の日中だけデイサービスを利用されています。
スタッフの選り好みが激しく、好み以外のスタッフによる介助を極端に嫌います。
人員は限られており、好みのスタッフが別の利用者の方の突発的な対応に追われているときに、Jさんのトイレ介助など急を要する介助の必要が生じた時、好みではないスタッフが対応をせざるを得ない状況が発生します。
多少気分が乗っている時であれば何とか介助できる場合もありますが、一度スイッチが入ってしまうと、スタッフを殴る・ひっかく・暴言などが激しく、介助できない事態になることもしばしばあります。
事業所としてはJさんの専属としてお気に入りのスタッフが居ない日ができないようなシフト管理をし、なるべくJさんを優先して介助に当たるようスタッフ同士共通認識をもちながらサポートしようと話し合っています。
対応者の中での対応
Jさんお気に入りのスタッフが不在で、スタッフ間の共通認識が脆弱であったため、動ける自分が介助にあたろうと無理にがんばってしまった。
結果、私自身しばらく怪我の治療に時間がかかってしまった。どの利用者の方も対応できるのがベストだが、性格や状況に応じてできないことは無理しないという認識を改めて持つことができた。
今後同じ事例が起きた時の対処法
常にどの利用者の方も対応できるのがベストだが、利用者さんからすれば同性のスタッフに介助してもらいたいなどの希望が強く表されることがある。
人員的に難しい局面は多々あるが、介助するスタッフの安全もおろそかにしてはいけない。利用者の方の最大幸福を優先しつつ、スタッフの安全な環境づくりにも留意しなくてはいけない。
状況に応じ、できそうなスタッフに代わってもらうなどフレキシブルな対応をするという共通認識をもって、「チームプレイ」だという考えを忘れずに業務に当たらなくてはいけないと思う。
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