介護施設の事例

施設名: 介護老人保健施設

介護老人保健施設介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅲa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Kさんは、日常生活自立されており介助は入りませんが、認知症があり行動に注意したり声かけが必要です。
日中はスタッフ間で声かけしたりレクリエーションや体操等に積極的に参加されたりと笑顔多くみられたり、穏やかです。夜間帯は少し怒りっぽくなったり、指示が通じなくなってしまう等、対応が大変です。
ある日の私の夜間帯に頻回に部屋から出てこられ、徘徊が始まりました。その都度対応や声かけをするも指示通らず、出口を探されたりと帰宅願望も少し見られていました。やっと深夜1時頃入眠されているのを確認しました。
私はステーションにてナースコール対応したりカルテ記載をしていると、少し離れたスタッフ休憩室から物音が聞こえてきました。スタッフ1人の夜勤体制なので、不思議に思いすぐに駆けつけると、Kさんが冷凍庫からスタッフのピザを凍ったままバリバリと召し上がられていました。すぐに対応しましたが、お腹が減ってしょうがないだろとご立腹でした。
アレルギー等はない事を確認し、私の持参していたパンを差し上げました。朝の申し送りでもその事を報告しました。それから夜勤帯は徘徊と人の部屋をごそごそする行為が多く見られました。理由としては、夜中にお腹がすくとKさんから聞かされ、スタッフ間で話し合った結果、夜間帯は食堂からおにぎり2つを空腹訴え時提供する事にしました。
それからは落ちつかれ朝まで良眠される事が増えてきました。今後もスタッフ間で問題点を見つけサポートしていこうと話し合っています。

対応者の中での対応

ダメですよと否定はせず、欲求をすぐ解決して差し上げれて良かったです。
毎日夜間徘徊があり、すぐに空腹で寝れてないと言う事に気づかず認知症だから、と決めつけて声かけのみや様子観察しかしなかった事が悪かった点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

夜間帯は基本1人なので、忙しく一人一人に親身に対応する事は大変だと思いますが、優先順位を考えたり、ケースバイケースですがしっかり相手側の様子を観察し判断する事が大事だと思います。
また、ただ認知症や徘徊だけだと思わず行動には何か理由がある、と考え利用者に寄り添っていろんな質問を投げかけたりと答えを導いてあげる事が大事だと思います。
ゆっくり寄り添える時間をつくり、一緒に歩きながらやお茶を飲みながら安心できる環境を作りも大事だと思います。

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