介護施設の事例
施設名: 生活介護
生活介護介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅳ
性別 女性
トラブルが起きた背景
介護施設でまだ働きだしてから間がなかったことの話です。
入居者のS.S.さんの部屋から呼び出しランプがともっていたので、気づいた私はS.S.さんの部屋に入りました。
80歳の女性S.S.さんの当時の状態は車椅子状態、認知状態は中度でした。部屋に入った私はS.S.さんの要件をうかがうと、ボールペンを探してるが見つからないということ。私は彼女と一緒に探す時間もなかったので、自分のボールペンを貸すことを提案しましたが、結局はいらないといわれました。おそらく一人て退屈だったのでだれかと会話がしたかったのでしょう。少し差しさわりのない会話をして彼女の部屋を後にしました。
次の日に出勤すると同僚が「S.S.さん、昨日あなたが彼女の部屋に入った後に、彼女の大切にしていたボールペンがなくなったと言っていた。もしかして、まちがえて彼女のボールペンを持って出たってことはないかしら?」と聞かれました。 私は彼女の部屋に入ったときにはすでに彼女がボールペンを探していたことを伝え、私が彼女のボールペンを持ってはないことをハッキリ伝えました。
結局S.S.さんの物盗られ妄想はこれだけではなかったので、私への疑いの目も強いものではなかったんですけど、物盗りの疑いをかけられたのは気分がよいものではなかったです。
対応者の中での対応
まず彼女がボールペンをなくしたからと聞いて、一緒に探さなくてよかったと思ってます。
彼女の探し物を私が手伝うとはいえ個室なので、あちらこちらの引き出しを開けたりするのは気が進みませんでした。そして何かあった時にも、私は彼女の私物には何も触っていないとはっきり言えるからです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず介護世話をする目的以外で、個室に長い時間いるのは避けたほうがいいでしょうか。
ケースバイケースなので、その介護施設の様子をまだ十分に把握していないうちは、入居者さんとの付き合いは浅く広くというスタンスで様子を見たほうがいいです。
様子を見ていくうちにそれぞれの入居者さんの性格、くせが見えてくると思うので、そのあたりがつかめたらそれぞれに対処すればいいと思います。
私のいやな思いをした経験は、その入居者さんが物盗られ妄想があるということを知らずに、ついつい彼女の思い出話に付き合って10分は彼女の個室部屋に2人だけでいたというのがまずい点だったかと思いました。
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