介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)なし

対応者

対応者

対応者 管理者(施設長・ホーム長)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

4年前の事です。トラブルと言えるかどうかは分かりませんが、夏に僕の家に娘が生まれ利用者様にもその事を日々の雑談の中でお話することがありました。KSさんは町の小さな工場の社長でした。脳出血のため左半身に麻痺表出し、社長業への復帰に向けて毎週3回リハビリに通われ、午前中から昼食までのサービス提供状況でしたが、こちらの方はとても気の良い方で、当時まだ一事業所の長になったばかりの自分にとっては右も左もわからないまま仕事に励んでいる矢先にこちらの方と出会い、働く人たちや顧客、事業所を管理するとは何ぞや・・・というような話をリハビリの合間によくお話する機会がありました。
小さな町工場とは言え、この方は本当に従業員の立場に立って物事を考える事が出来る方のようで、特に我が家に新たな命が生まれるお話に対しては、「男性とはいえ、こんな機会しか家族の事を考える時間なんてないんだから休みを取ってしっかりサポートしなさい」とアドバイスをくれていたのですが、ちょうどその頃、僕の部署は新規希望者が立て込んでいる時期で毎日のように実態調査、担当者会議と休みなどとれる状況ではなく、結局普段と変わらず毎日出勤している状況でした。

ちょうど娘が誕生し3日程経った日の事。
この方、生活状況に自信が戻り、その頃には車の運転も上手に行えるようになっておりました。
サービス提供時間はとうに過ぎた夕方だったのでおかしいなと思いながら挨拶に外へ出ると、僕に渡したいものがあるとのこと。
何となく嫌な予感がしたのですが、的中。
のし袋に「●●鉱業」と丁寧に記載し、出産祝いでした。
僕は当然、職業として皆様にかかわっている以上受け取る事は出来ない旨お伝えしたのですが、押し問答が続き、最終的にはのし袋をぶん投げて帰っていきました。

原則、スタッフと利用者さん(利用者さん同士も)での物品や金品の受け渡しは絶対に厳禁となっており、困った僕はこの方の奥様へ連絡しましたが、奥様も同様、本人は僕に本当に感謝しており、その気持ちの表れなので納めてほしい・・・と。

結局、施設への寄付金として取り扱う事とし、施設名義でお返しを用意したいと思いました。

対応者の中での対応

よくある事といえばよくある事ですし、僕が黙っていればもしかしたら誰にも分らないままなのかもしれない。でも、福祉は公的な費用を収入源にしているという自負もありましたので、僕にはそれが出来ませんでした。結局、施設名義で受け取る事となり、ご本人からは「黙っていれば良いものを・・・」と苦笑いされましたが、人としては断らない事が正解なのかもしれませんが、福祉職員としての自覚の問題なのかもしれません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

職員のプライベートな事に対するお祝いやお見舞い、お土産等は正直、よくある事といえばよくある事で、厳密にいえば例えば担当者会議の際にご家族様が出してくれたお茶やお付けものなんかももしかしたら同じようにすべてお断りするのが正解なのかもしれません。(中には在宅の衛生状態を見て、出されたものに手を出す勇気を持てない場合もあったりはしますが…)
特に、利用者様ご自身が大変なご苦労をされて準備をしたものを無下に断るというのもなかなか難しいものです。ですが、これが仮に認知症の方だったら??ということも当然考えなければなりません。
この部分に関してはやはり、契約書上にしっかりと明記しておいた方が、後々のトラブルを避けられるのではないかと思います。

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