介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)介護職員がん
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 わからない
性別 男性
トラブルが起きた背景
Iさんは、癌にかかっておられましたが、サービス付き高齢者住宅で自立した生活を送っておられます。
認知症状もほとんどなく動作レベルも杖を使って、ご自身での移動やトイレ動作も可能な方でした。
楽しくデイサービスに通ううちに、私たちスタッフの名前を憶えて下さって親近感が増していたようです。毎朝介護スタッフが迎えにいくと、うれしそうにスタッフ達に食べ物をお裾分けしようとしてくれます。困った事にその食べ物はほぼ賞味期限が切れているものが多く、遠慮したくなるようなものでしたが、お断りするとご機嫌をそこねるので困りました。
気前のいいおじいさんで「あんた、これ持っていき」とうれしそうに言ってお菓子を渡してくれます。ご好意をむげにするわけにもいかずみんな困っていました。
対応者の中での対応
デイサービスのスタッフ達で、どう対応すればご本人にわかって頂けるか話し合い、策をたてました。
お迎えは一人でいかず2人でいくようにしました。はじめは食べ物を頂くと「皆で頂きます」と言ってデイへ持ち帰ったりしていましたが、ご本人はデイのみんなに渡してるのでなく、お気に入りのスタッフに個人的にあげるのだからと言って聞いてくれなくなりました。
そこで担当責任者が一緒に伺い「お気持ちはうれしいのですが、就業規則で物は頂かない事になっているので、頂くと職場をやめなければならなくなる」と伝えるとわかってくれました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
このようなトラブルは、今後も介護スタッフと利用者さんの間が親近感が増すほどありがちなトラブルではないでしょうか。
ご本人に利用規則をお伝えしてルールをわかってもらうのが一番ですが、認知症状のある方にご理解頂くのは難しく、むげに断ると拒否されたように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
近くで接している介護スタッフにこそできる利用者様それぞれの特徴に応じた臨機応変な対応が必要であると思います。
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