介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)なし

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況

性別 男性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Mさんは独り暮らしで娘さんは居るものの、他県に嫁がれていて、近くには身寄りがいませんでした。
脳血管疾患の後遺症のため下半身が動かしにくく、自宅での移動は手すりを伝ってようやく移動しているという状態でした。
ヘルパーとして訪問した際、いつもは玄関の鍵を開けてくれるのですが、その日はチャイムを鳴らしても一向に鍵は開きませんでした。でも中からは人の気配がするので、台所の窓を外から開けて中を覗くと転倒して動けずにいるMさんを発見しました。
サービス提供責任者に連絡しその後、台所の窓から室内に入らせてもらいました。
サービス提供責任者からケアマネに連絡が行き、サービス提供責任者とケアマネがMさんの自宅まで駆けつけ状態を確認。
意識はありますが滑舌が悪く、普段とは違う様子なので119に連絡をし救急搬送となりました。
病院での診察結果は低血糖に陥っていたというものでした。
あと転倒のショックもあり、パニックになったのであろうとの事。病院には、娘さんも来られてMさんも少し安心された様子だったとの事です。
今回はたまたま窓の鍵が開いており室内に入る事が出来たのですが、全ての鍵が閉まっていたら発見も遅くなり、状態も悪くなっていたかもしれないと考えさせられる事例でした。

対応者の中での対応

自分の対応としては、間違っていなかったと思います。
1人で、判断するには微妙な状態でしたので。サービス提供責任者がすぐに来てくれたのはとても助かりました。
しかしながら、自分の対応で合っていたのかとしばらくは自問自答していました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

普段からご利用者の抱えている疾患を把握して、現在の状態やどのような事が起こる可能性があるのか事業所全体で情報共有し、話し合える機会があれば、こういったトラブルが起こった時に慌てる事なくスムーズに対応できるのではないでしょうか。
またケアマネとも情報交換をし、ヘルパーが感じたことを何でも話せる信頼関係を築いておくことも大切だと思います。また、緊急事態が起こった時にどうすれば良いのか等のハッキリとしたマニュアルが必要だと思います。
そうするとヘルパーも安心して働く事が出来ます。対応できる管理者が、常に連絡に出られるような体制も必要だと感じました。日頃からシミュレーションなどをして訓練するのも良いかと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ