介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)なし

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Kさんは50代の息子さんと2人暮らしでしたが、仕事が多忙ということで訪問介護を利用していました。
Kさん自身は認知症があったものの、穏やかで優しい人でした。
しかしながらその息子さんはホームヘルパーとして入る私の同僚の女性に対して好意を持ったようで、その女性が現場に入ると終始話をしてきたそうです。
それがエスカレートしてことあるごとに息子さんが事務所を訪れるようになり、ついにはその女性スタッフの家まで後をつけて訪問してきたそうです。
実は訪問介護においては利用者との間のトラブルよりもその家族とのトラブルの方が多いものです。
その女性スタッフは息子さんの好意に対してはNOをやんわりと突きつけ、責任者と相談してその利用者の担当を外れた上、報復されることを恐れて系列の別の事業所に異動しました。
また念のため警察と事業所の顧問弁護士に相談し、これ以上息子さんが問題行動を起こした場合には警告などを行うということになりました。
やや物事が大きくなったことと、ケアマネージャーから介護サービスの提供ができなくなると忠告されたことが影響したのか息子さんはこれ以上問題行動を起こすことはありませんでした。

対応者の中での対応

当該女性スタッフから最初にストーカーされていると相談を受けたのは私でした。
このまま放置しておくと最悪の結果になりかねないからすぐに対処するようにとアドバイスしてよかったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ホームヘルパーは家族の前で利用者に対して献身的に介護を行います。
そのことが仇になって家族が勘違いをするなどして好意を持たれるということはそこそこある話です。
責任者はそのようなリスクもあると考え、家族構成に応じてどのスタッフを訪問させるか、あるいはよりリスクの高い家庭に対しては男性や女性2人で訪問させるなどの対処が必要になると思います。

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