介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護職員認知症

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅲb

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Yさんは認知症なのですが、身体に悪いところはなく自由に動くことができました。
しかし認知症は重症で夜中にベッドを抜け出し廊下を歩き回ったり、1人で外に出ようとします。日中は施設の人と仲良く雑談しているんですが、夜になると病気が強く出てしまいます。
なので夜は要注意人物としてスタッフ1人が付きっきりで見張りをしていました。暴力的な一面ももっていて夜中抜け出そうとするのを止めると、凄い力で振り払ってきたり噛み付いてくることもありました。
ある日スタッフの目を抜け出し施設にいる患者のベッドに行った事がありました。日中は仲良く話しているのですが夜になると病気が強くなるので、患者さんの頭を鷲掴みし上下に力ずくで振っているのをスタッフが目撃し対応に入った内容でした。
早急にスタッフに応援を頼みYさんをベッドへと戻しました。
その後スタッフ一同「これは流石にまずい」と本気になり、Yさんの部屋を夜中のみ鍵をかける事にしました。そのことがあり、夜中に外に出歩いたり患者さんの所に行くことはなくなりました。

対応者の中での対応

良かった点として、部屋に鍵を掛けることで「外出する危険、患者に接触する危険」がなくなったことです。もしも夜中に患者の所に行って最悪の事が起きてしまったら取り返しがつきませんので。
悪かった点は、Yさんを拘束する形になったことです。我々の施設にもっと人員が入れば、Yさんを拘束しないでも常時1人付けることも出来たはずだからです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

次に同じ事があったら取り返しの付かない可能性が高いので、絶対同じ過ちを繰り返させません。しかし、100に1つ同じ過ちを犯してしまった時は、Yさんには施設を出て行ってもらいます。残酷と思われるでしょう。
しかし、周りの患者さんの安全が1番大切なんです。

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