介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)なし
対応者
対応者 管理者(施設長・ホーム長)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅲa
性別 男性
トラブルが起きた背景
少し笑い話も入るかもしれません。
数年前にご利用していたこの方のお孫さんはなんと、某甲子園出場校のエース。その高校がその年は決勝戦まで進出し、リハビリそっちのけでその日は皆でその高校を応援しておりました。きっと、このおじいさまも鼻が高かったことでしょう。
その年の冬の事。
ドラフト会議の日、翌日とこちらの方は通所されており、当日は僕も「今日、楽しみですねぇ。どこのチームが良いですか??」と伺ったところ、とても不安そうな顔を僕に向けて「いやぁ、もう決まってくれればどこだって良いんだ・・・」と話し、その日は結局一日無気力のまま帰宅されました。
夜、その投手は下位指名ではありましたが、無事にプロ野球選手としての道を歩む事が決まりました。
翌日。
早速朝いちばんでこのおじいさまへ「おめでとうございます!」と伝え、余計なこととは思いながら昨日のドラフト中継を録画したDVDをプレゼントしました。
さぞかし喜んでいる事だろう・・・と思ったのですが、どことなく表情はさえません。
「今のお気持ちはどうですか??」
と改めて伺うと・・・
「ソフトバンクかジャイアンツの上位指名じゃなきゃダメだったんだ!!!」と大変落ち込まれているのです。
どこでも良いと言いながらも内心は、トップクラスへ躍り出る事を願っていたのでしょうね。
ですが、プロはプロですし、指名順やチームよりも本人の気持ち次第でしょうと話しているうちにようやくこちらの方のお気持ちも落ち着いたようです。
対応者の中での対応
半分、笑い話的な要素も含んでの報告ではありますが、僕らから考えればドラフトにかかるような家族がいる事自体、誇り高い事だと思っていたのですが、この方にとってはそれはもう当たり前の事だったのでしょうね。そういった点においては、僕らの配慮もかけていたのかもしれませんが、その当時僕の事業所に通われていた利用者様全員が、その日のドラフトの事は僕と同様に期待感たっぷりで見ていて、指名された事に大変喜び、自分も頑張らなければと考えてくださった利用者様も大変多かったので、僕らにとっては大変なモチベーションとなりました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
職員としては本当はいけない事なのですが、おじいさまがあまりに心配されているものなので、それ以来僕自身もそのエースが他人とは思えませんでした。プロ入りしたある日の事。そのおじいさまが、施設へお土産と持ってきたのがその投手の出身高校のフェイスタオルとサイン入り色紙でした。これは良いきっかけと思い、そのエースのツイッターのアカウントを見つけ、多くのフォロワーさんがいたのでおそらく僕のメールなんて見る事はないだろうと思っていたのですが、一応お礼とこれから期待している事、僕らが考えるよりもずっとずっと苦しい世界だが負けずに開花して頂く事を願っている事などを記入し送信しました。
大変誠実な少年で、そんな僕の他愛もない、支援者というよりもむしろただのファンとしてのメールでしたがしっかりと返信してくださり、最後に「祖父の事をよろしくお願いします」と一言。
涙が出そうになりました。
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