介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム介護職員進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

当時ユニット型の特養で働いており、食事時は10人の認知症高齢者の見守り、食事介助をスタッフ一人で行うような人員配置であった。
食事の配膳をしていると、Kさんが首に手を当て、真っ青な顔をしている事に気づく。
Kさんは嚥下の状態が悪くなっており、刻み食を提供していたが、なぜか目の前に普通の食事(この日はサツマイモ)が置かれていた。
隣の認知症高齢者の席に刻み食が置かれており、面会に来ていた他の利用者家族より、「さっき交換しちゃっていたよ!」と報告がある。
すぐさま大声で助けを呼び、背部叩打法を実施。
他のスタッフに吸引機を持ってきてもらい、しばらくして、サツマイモの煮物が口腔内より出てくる。
Kさんはしばらく呼吸が荒く頻脈であったが、徐々に落ち着かれたため救急搬送等はせず。出勤してきたナースに一連の出来事を申し送る。

対応者の中での対応

すぐに背部叩打法に移れたのは良かったと思う。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Kさんの隣の席の利用者に話を聞くと、
「いつもおかゆばかりで可哀想だから、私のご飯をあげたの」と話されている。
人の世話をするのが好きな方だったので、食事時の席はそういったことにも配慮していかなくてはいけないな、と考えさせられる事例であった。
再発防止に努めるのが大前提ではあるが、一度スタッフ全員で窒息時の対応を共有する必要がある。

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