介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)なし

対応者

対応者

対応者 管理者(施設長・ホーム長)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 B1

認知症の状況 Ⅱb

性別 男性

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トラブルが起きた背景

送迎に伺うと、なんとパジャマ姿で送迎車を待っているのです。

一応、今回は送迎の時間も押すわけにはいかなかったので上着を羽織って頂き来所してもらいましたが次回以降は必ず着替えて待っているように・・と。

結局着替えて外に出るという習慣に至ったのは1年後の事。

それからも彼の色んなわがままには大変悩まされる事になりますが、一番困ったのは、リハビリの事業所なのにリハビリを拒否されてしまう事。こちらもリハビリを行うという前提がなければデイサービスと変わりません。ですが、ご家族、ご本人ともそういう意識は全くない状態でしたので、運動支援に結び付けるまで半年かかりました。
逆に言えば、運動支援に結び付いた結果、些細な事ですが、外に出る際は着替える習慣等も復旧できたのかもしれません。

対応者の中での対応

根気よく本人と面談を繰り返した事でしょうか。

今後同じ事例が起きた時の対処法

高齢者介護の場合、障害とは違い自分でニーズを抱いて目標を設定するという事が難しい方は多いと思います。ですが、本人とお話しているうちに見えてくる生活に対する希望、将来への不安などをくみ取り、選択形式で本人が何をしたいのかを導き出す事は出来ると考えておりました。事実、こちらの方も「何も頑張りたくない」とは日々おっしゃっていたのですが、「最近嫁さんがたばこを買ってきてくれない、自分が元気だったら・・・」とかそういう話もされたので、それであれば自分の足で横断歩道を渡る事が出来る事を目標にしてはどうかと提案したところから、彼に大きな変化が芽生え始めました。

そのことからもやはり、本人の隠れた意思を把握することは重要だと思います。

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