介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)介護職員脳血管疾患
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Nさん 77歳 女性 2人暮らし 脳梗塞後遺症による片麻痺
Nさんは娘と2人暮らし。
夫は2年前に他界され、娘夫婦は近所に住んでいましたが娘婿も病気で他界し、その後Nさんと同居される事になりました。
Nさんは、2年前に脳梗塞を発症し右の片麻痺があり歩行も杖をつきながらゆっくり歩行されています。
日中は娘も仕事をされており、夕方まで1人になるので入浴やリハビリ目的でデイサービスに通う事になりました。
娘が朝から仕事なのでデイサービスに行かれない日は、娘がお弁当を入れて行かれ1人で食べられます。
娘の帰宅は19時すぎでお昼ご飯を食べても19時までにお腹がすくので、自宅に娘が置いてくれているお菓子を食べて夕飯を待ちます。
デイサービスでの昼食は温かくて色々なおかずもあるのですごく楽しみにされていました。
Nさんが、K職員に「私、まだ食べている途中なのに」と話をしたらK職員から「あら、ごめんなさい。長く席にいないから、もういらないと思って処分したわ」と言われました。
他の利用者も聞いていて「Nさん、おいといてと言わないで席に戻らないから仕方ないわ」と言われNさんはその日楽しみにされていた昼食は、半分程度しか摂取できずに帰宅。娘にその話をしました。
娘から事業所に連絡があり「楽しみに行っているのにトイレも麻痺があるから時間はかかるのに。対応が残念です」
と言われました。
対応者の中での対応
悪かった点は、昼食時に席にいないからと勝手に職員がご飯は終了と片づけてしまった事です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者の残存機能は個々により違います。麻痺があれば排便時に腹圧もかけにくい状態で便秘気味になる人もいます。
普通の人が排便に行かれても10分もあればすむ所も、病気の後遺症などで片麻痺があり1つ1つも動作に時間がかかる事も理解し待つ。という姿勢は介護職には重要です。
何よりも排便が終わり大好きな昼食を楽しみに席に戻られた時に食事がなくなり、職員からは遅いあなたが悪いみたいな発言をされたNさんはどんなに悲しくなったのでしょうか。
娘さんがその話を母親から聞いた時にどんな気持ちになったのでしょうか。
食事中になかなか席に戻れない状態になれば、なぜ戻らないのか確認し「時間がかかっても食事はきちんと置いていますから後でゆっくり食べて下さい」の声掛けや、お汁やおかずが冷めてしまえば温めなおして提供させて頂く事が必要です。
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