介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護職員脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Yさん、86歳、男性。脳出血、車椅子状態。
娘夫婦と同居されています。
半年前に脳出血で倒れて車椅子状態になりました。
既往歴に糖尿病もあります。
入浴が自宅では困難となりデイサービスに通うことになりました。
人と話をするのは苦手で自分の思いも言わないタイプです。
雨の日にデイサービスに行かれると帰宅時、いつも頭や服、車椅子が濡れています。
元気な方が雨にぬれても免疫力もあり病気を発症しなくても、Yさんには糖尿病の既往歴により風邪の発症がしやすい状態で、もし風邪をひいても改善しにくく悪化する可能性も高く家人から苦情になりました。
最初はなぜ濡れているのかとは、思ったけれど気にはならなかったのですが、梅雨の時期になりなぜ毎日濡れているのか娘さんが父親に聞きました。
父親は帰る時に車はデイサービスの玄関、入口の前の道はよく車が通り送迎車は玄関を出て右の道を少し行ったところに施設の駐車場があるからそこまでT職員が傘をささないで車椅子を猛スピードでおしてのせてくれる。
職員もぬれながら、あわてて車に乗り込むから仕方がないとの返答でした。
猛スピードでの移動介助も車椅子ごと転倒の可能性も高く危険。娘様は、父親は糖尿病もあり感染しやすい体で雨にぬれて帰るのが、あたりまえになっているデイサービスの感覚にクレームとしてあげました。

対応者の中での対応

悪い点は、職員事体に・病気の理解、リスク等思いやるケアの取り組みが理解できていない事です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

現場では、雨が降ると送迎車の乗降介助に時間がかかります。
傘をさしながら職員は車椅子を押しながら利用者の乗降介助をする場合、傘が利用者に接触をしたりして利用者を傷つけたりする危険もあります。 
傘をさしても利用者も職員も濡れる事は多いいです。
少し濡れても傘をささずに、早く走ればよいと職員の思いやりのないケアでのリスクは沢山あります。転倒の事故リスク。衣服も濡れて、風邪をひきやすい状態になります。
元気な健康な人がある免疫力は糖尿病や体力のない高齢者は感染しやすい体質です。感染し悪化すれば命を失うこともありえるのです。
雨に濡れる事により衣服や体の1部の役割をしている車椅子も塗れ、楽しい送迎時間(外出頻度が少ない利用者にとり送迎中に見える外の景色や職員との話をしたりする時間もリフレッシュタイム)も不愉快になります。
雨の日の送迎時には時間を要しても、また送迎車の乗降時間が短くてもきちんと利用者が濡れない様に安全な送迎を実施することは基本です。
現在はカッパもケアレインという商品もあります。種類も一体型の通常タイプと上下がセパレートになっているタイプの2種類があります。色もおしゃれな ピンク・ブルー・グリーン・パープルなど、利用者様のお好みの色を着て頂き選ぶということも認知症予防にも繋がります。
特に雨の日にも安全に安心して頂ける送迎をする事は重要です。

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