介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)骨粗しょう症

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Wさん、80歳。 
Wさんは、骨粗鬆症で下肢筋力の低下で入浴や掃除ができなくなり娘の進めもありヘルパーさんに来てもらう事になりました。
娘様、ケアマネージャー、ヘルパーステーションのサ責、家人、本人でサービスの開始にあたりサービス担当者会議の開催がありましたが、当日来られるヘルパーさんは来られておらずに当日直接行きますと言われました。
Wさんが慣れるかわからないので最初は週1回で慣れてきたら回数は増やしたいとの要望でした。
Wさんも、家人以外が家事をしてくれる事は初めてなので当日ウキウキしながら待っていました。
ピンポン、来られたと玄関を開けるとサービス担当者会議に来ていた人で「すみません、今日来る予定のヘルパーが急に来られなくなりました。代わりに来ました」とだけ話され業務をされました。
ヘルパーがこの日に来なかった理由が後日わかりクレームに発展をしました。
その2日後、警察からWさんの自宅に電話がありWさんの情報が記入されているファイルが盗難車から見つかりましたが、との内容。Wさんは警察と聞いて胸がドキドキして、私はわからないから娘と話をして下さいと娘さんの連絡先を伝えました。
話の内容はヘルパーさんの車に積んでいたWさんの個人情報フェースをファイルに入れて持ち運んでいたHヘルパーの車からフェース情報が盗難され、その書類が違う盗難車から発見されたとの事でした。
盗難日ヘルパーは朝慣れている利用者へ訪問、その次に初回のWさん宅への訪問でWさんのフェースシートごと車においたまま訪問。車に戻ると車内においていた物が盗難にあっていたとの事でした。
家人もそれなら隠さずに報告してほしかったと不審クレームになりました。

対応者の中での対応

悪い点は事務所も盗難された事の報告を聞いておりWさんには隠していた事、また、個人情報の取り扱いの仕方についての事業所の認識勉強不足です。
特に医療や介護で取り扱うフェースシートには、病気や家庭状況。経済状況などが記入されています。
機微な情報を含む個人情報の漏洩をし、いきなり警察から連絡を受けたWさんや家人に不安を与えた事です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

個人情報の社外への持出しは最小限にとどめ移動等は統括責任者の許可を得て行うこと。
個人情報が入った書類等は常に携行し、一瞬であっても自動車の中に放置してはいけません。
氏名や住所など個人が特定できる内容は文字を1部消す、黒く塗りつぶし等個人の特定ができない様注意配慮が必要です。
どうしても持ち出す場合は、外からも見えないファイルに入れ情報がもれない様にしないといけません。
また 万が一盗難などがあれば事業所にすぐに報告。事業所責任者からも利用者に状況を報告しないといけません。利用者の個人情報が流出すれば、犯罪につながってしまう恐れもあります。
個人情報保護については、取り扱い方法を厳守し職員が意識を高めて職員全員で正しく取り扱い実施に組むことが重要です。

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