介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームケアマネージャー(介護支援専門員)変形性関節症

対応者

対応者

対応者 ケアマネージャー(介護支援専門員)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Hさんは両ひざの変形性膝関節症があり、O脚に変形が始まっている状態です。
また、歩行時は支えもしくは手すりがなくては歩行困難な状態です。
アルツハイマー型認知症でもあり、歩行時の転倒への危険認識がない状態です。
食堂でおやつを食べた後に自分で空いたお皿を手に取り、片づけようとした際に立ち上がり、バランスを崩しその際に後方へ転倒ししりもちをついてしまいました。
職員がすぐに近寄り声をかけると「お前が倒した」と話され、怒り出しました。
転倒によるけがの確認をしたかったのですが興奮状態のため、しばらくはできずに時間をかけ、なだめたあと再度確認しました。
幸い怪我無くその後も見守り強化にて生活を継続できました。
転倒後はすぐに駆け寄り痛みの確認を行う行動を行いましたが、アルツハイマー型認知症による理解力の低下から確認を行える状況ではなかったため、時間を置き再度行うことをしました。
Hさんの気持ちが落ち着き怪我の確認を行うため歩行状況を確認し自室にて打撲などの確認を行いました。怪我などはなくそのままいつもの生活に戻りました。

対応者の中での対応

元々歩行が安定していた時も自分のことは自分でしてた背景があり、自分でおやつの片づけを行うことは予測できる範囲だったのでそれを含めた対応を行うべきでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

元々の性格や生活状況をふまえた総合的な観察が必要でした。
食事以外でも健常者の生活を考えた行動を予測してそれをHさんに当てはめてどのような行動に至るのかを考えていく事が重要になります。
それをふまえたうえで見守り・危険予測を行っていき転倒などの事故を防止していきます。

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